夕方センターに戻ると手配していただしの素が届いていた。生協で扱っているだしの素には2種類あって「化学調味料入り」のものと「不使用」のものがあり、先日届けたものが「化学調味料入り」だったので返品して手配し直したという次第。「化学調味料」については「(商品案内に)使用した旨の表示」「原則排除」という要望は以前から根強くある。最近ではかの『買ってはいけない』で「乳幼児に与えると脳神経損傷が起こる」「中華料理店症候群という頭痛や倦怠感が起こる」「東南アジアでは野犬の捕獲に使う」「環境ホルモン作用があるのではと疑っている」(同書:P.16~17)などと危険情報のオンパレード。こうした主張を行っているのは“消費者運動”のごくごく一部。上記のような毒性は一般的な食品添加物に関する辞典類での記述を見てもまず見かけない。せいぜい「中華料理店症候群」についての言及がある程度。だいたい野犬の捕獲に使えるようなもの食べたらただじゃ済まんだろうが。ネットで検索したら【味の素(化学調味料)論議】というのが出てきて、こりゃ凄い。自分の母親の死因に関係あるような書き込みまで。昔は「頭がよくなる」とか言われててたくさんふりかけていたからだろう。使いすぎは悪いというだけの話さ。「安全性に問題なし、味を画一化してしまう恐れがあるから、できるだけ控えめにするというのは基本。おいしく食べられる範囲で不使用、または控えめな使用を心がけるのが適当」という【化学調味料の安全性】の記述あたりが妥当な線。実際、我が家でも極力避けてはいるのは化学調味料の「味覚」が嫌いなため。安全性がどうこうなんて考えてはいないよ。いろんなデマ情報のおかげで組織担当をやっていた佐久センターにいた当時、「化学調味料の毒性は?化学式わかってんの?安全なわけないでしょ!」と詰め寄られて埒が明かないので日本で食品添加物についてもっとも詳しい辞典『食品添加物公定書解説書』という1500ページもある本(6万8千円)を頭にきて即、注文!化学式なら、このサイトにも(化学調味料)。ここには化学調味料を使うと「安易な増量剤として、使われたり、また粗悪な原料からでも、食べられるものができてしまう」という指摘が。だったら不使用でよい原料で手間ひまかけて作るべき・・・そういう論理なら納得できるさ。
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