日日不穏日記gooブログ版

O-bento(オーベントー)の牛肉が喚起する問題

 東京に行く度に上野駅で目にする駅弁・O-bento。アメリカで材料を現地調達、完成品にして冷凍の上、輸入するということで2001年に発売された時には低い関税でアメリカ米が輸入出来る“関税逃れ”(実際には炊いた米として弁当の材料になる)としてずいぶん話題になったもの。一度食べたものの、味は特別どうかな?といった感じ。ま、もともと駅弁ってそんなに旨いもんじゃないけどね。いずれにしても弁当の状態で輸入することで低い関税で輸入するという裏ワザは、農林族議員や農協、消費者団体などの批判は相当あったわけで、未だに関東圏でしか「オーベントー」を発売しないのは、そうした圧力が背景にあったとも。ただ駅弁ってサービスエリアのみやげやホテルのみやげと並んで添加物の総合商社的存在。着色料、調味料、甘味料、保存料まみれの弁当がまだまだ多い。「オーベントー」は安い上に化学調味料、保存料、着色料不使用にホルモン剤不使用の肉・鮭、米は有機栽培米を100%使用を謳う。輸入食材“だけ”の弁当が国産弁当より“安全”を売り物にする皮肉。さて引っかかったのはメニューの中にアメリカ産牛肉を使ったすき焼き弁当、焼肉弁当があったこと。最近の牛丼の限定販売企画を見たって他国から原料調達してるんだろ?堂々と米国産牛肉を使った弁当を今でも売り続けられるのって牛肉を弁当として加工して輸入すればOKってこと?じゃあ吉野家だって現地で作って冷凍して輸入すればいいってことなのか?その辺どうなってんだろう?

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