日日不穏日記gooブログ版

ダイオキシンはアトピーの危険因子

 長野の最高気温23.2℃、こりゃ涼しいはずだわ。雨でずぶ濡れになったけどさ、暑いより余程いい。朝、昔馴染みの組合員さんから電話があって、“アトピーとダイオキシンの関係”“ガス化溶融炉”について手持ちの資料があったら教えて欲しいそうだ。何でか理由は聞かなかったけど、ゴミ処理が関係してるのは間違いないわな。どこの市町村でもゴミの広域処理が課題になってるわけで、確かガス化溶融炉って“焼却処理の切り札”とされていたものじゃなかったか。ガス化溶融炉については明日以降に譲るとしてアトピーとダイオキシンについて今日は書こう。この問題を関連付けてる専門家となれば、“市民派”として知られる宮田秀明教授。宮田教授の本を探せばあるだろうと本棚を引っくり返してみたら、あったあった。『宮田秀明の[ダイオキシン問題]Q&A』(合同出版)には母乳を通してのダイオキシン摂取の影響もあるが、生まれながらにアトピー性皮膚炎になっている赤ちゃんは胎盤を通してのダイオキシン類の影響を受けているのだ・・・とある。ただ、ちょっと待てよ。アトピーの危険因子をダイオキシンと断定する歯切れの良さには疑問がある。【ダイオキシンとアトピー ― ― ―母乳をやめるべきか?】にはよくダイオキシンのリスクが減っている論証として挙げられる「我が国はじめ先進諸国の母乳中のダイオキシン類の濃度が、この25年間に半減しているという状況」がここでも出て来るし、因果関係アリとのデーターの取り扱いについて疑問を呈している。安井至さんの言うように「本来、病原菌や寄生虫と戦うべきヒトの免疫システムが暇なのだ。戦う相手が居ないので、ダニの死骸とか、あるいは、花粉などが体内に入ると、そのたんぱく質を敵だとみて反応し、さらに、重金属に接触していると、それに対応すべくたんぱく質を自分で作って、それに自ら反応する」というのが正解じゃなかろうか。やっぱり、ダイオキシンをアトピーの危険因子と結びつけるのには無理があるな。でも、こういう正論より、関係アリって方がマスコミにも市民運動にも受けるんだよな。両方の見解のわかりやすいヤツをセレクトして送ることにしよう。まったく、何て親切なヤツなんだ、オレは。

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