やまむとヒック&ソフィと相方と

ボーダーコリーのヒックと私たちに
新入りのソフィを迎えて賑やかな毎日です!

飼い主初心者

2014-07-19 | とまどうやまむ
ヒックを迎え入れて3か月半。
ちょっと体調にムラがあったりと、ヒックとの生活がうまくいかなく
なってきていました。

初めてのワンコで色んなサイトをみたり、本を読んだり
ボーダーのブログを見て回ったり。。
ストレスが半端なくなってきてる私を心配して、
ヒックを手放してはという話まででてきてました。

ワンコのしつけのタイムテーブルがわからなくて
何か月だから何をするといった人間の赤ちゃんのように比較的明確なものもなく。

今はまだ子犬だからこんなもんだよと慰めてくれる相方に
こんなもんだから何?じゃあこんなもんだでじっとただ見てればいいの?と
あせりと不安でくってかかる事もありました。

ボーダーは初心者には難しい。
中には決意のないものはボーダーを飼うなという人もいた。
リーダ論に振り回され、間違ったしつけをすれば酷い問題を起こす犬になるから間違えらえない。
どうしたら、どうしたら。。早くしなくちゃ、どんどん覚えてしまう。
無限ループの中にいました。

しかっちゃいけない、ほめて、ほめて(自身の子供すらそんな教育してないのに犬にそれができるはずもなく)
そんなループを解きはじめるきっかけをくれたのは今月から行き始めたしつけ教室の先生
(ボーダーを初めて日本に入れてJKCにボーダー第一号登録をされた方です)

最近はほめてほめてっていうでしょ、、人間だってそんなに褒めてばっかりだと
ばかな子に育つでしょ?いけないことはいけない!
手を上げちゃダメとか、もしあなたの子供が危険なものに触ろうとしたら
いけないって手をたたくでしょう?
犬も一緒よ。
でもね、頭とか背中はだめよ。たたくときはおしりよ。(おしりも上からじゃなくて横の部分でした。
ヒックは他のワンコの練習中に吼えてびしっと先生にやられてました)

それから小型犬(トイプーとかチワワ)はだめよ、そんな小さな子叩いたら飛んで行っちゃう。
日本犬もダメ、難しいのよ日本犬は、、とおっしゃってました。

遊びは飼い主 主導でと私が言ったら。

あら~いいじゃないの、遊ぼうって言ってきてるのにたまには相手してあげたって。
私たちは人間よ犬じゃないんだから犬のリーダになんてなれるわけないじゃない。

家ではお母さん。でもね、躾ける時は先生になる!
躾けてるときは絶対座ってなんてほめちゃだめ!

一言、一言説得力ありました。

でも、月に一回の教室、次にいくまでに何をしたらいいのか。。
また少し焦りはじめてました。

そして今日、いつも見ているブログ megさんの「わんこの先生」

そこに書いてあった言葉にぼんやりしか見えなかった私のレンズに
すっとピントがあったのです。

「別の生き物同士なのに言葉で気持ちが通じ合えた」
2014/7/17の記事 わんこの先生より

分かっていたことなのに、心の中でわかってなかった。
躾にあせる私にトレーナーさんが言った言葉と重なった。
「よく見ていなさい。自分の犬をしっかり見ているのよ」

そうだ、私が出した指示をヒックはなんだろうと一生懸命考えてる
私はそれを彼が理解できるように、色んな方法で伝えないといけないんだ。
そしてその為には彼が出す普段のサインをしる必要があるんだ。

そうして通じ合うんだ。

子供を産み育てていた時にこう思った事がありました。
育児書は世間にあふれているけれど、この子の育児書をかけるのは
世界で私ただ一人なんだろうなって。

ヒックも同じ、色んな情報をうのみにせずにヒックにあう方法を探す。
そしてプロの方の力も借りながら、ヒックの育犬書をかくのは私。
その為にはヒックをしっかり見ていないといけないんだ。

私の泣き言に「ヒックをよい人に託しなさい」と言った旧友。

その言葉に私は驚いて、立ち止まって考えました。
そして自分の気持ちに気づきました。

私はヒックと一緒に歩いていきたいよ!
いつか彼がノーリードで颯爽と走るのをみたい!

ようやく半端踏み出せたようです。

いつも心配してくれてる相方、体調不調なのにアドバイスしてくれた旧友
感謝!です^^

ヒック これからもお付き合い願いますよ!^^
がんばろな!



そ、、そうでしたね。私が頑張りますので、、(^^;;

もうだめだ。。

2014-06-11 | とまどうやまむ
ヒックがやってきて二週間ほどした頃
毎日毎日繰り広げられるうんちまみれのケージ、踏んづけて走り回る子犬
はいつくばって、はいつくばって一日中掃除を続ける。
セオリーどおりにシートをケージにいっぱいに敷いて、範囲がせまくなったら狭くしていって、
、なんて思い通りになどまったくいかない。
シートをみればびりびりに破る為トイレシートにメッシュを入れて置いておくしかなかった。
ケージのほとんどがトイレになってしまっていた。
ヒックがいるのはダイニングキッチン
食事を作り食べる所に糞尿の臭いとワンコの臭い

以前ワンコを家飼いしてる家でものすごい臭いのする家に行ったとき
なんでこんな所で暮らしていられるんだと不思議に思った。
どうしてワンコを部屋で飼うんだろうとものすごい違和感を感じていた。
私が子供の頃はみんな外で飼うのがあたりまえだったから。

獣臭が嫌いで動物園が嫌いだった。

そんな私がこんな臭いの中にいる。
なんだか気が狂いそうになってくる。
はいつくばっている自分がひどく情けなくて、涙がでそうになる。
いったい私は何をやってるんだろう、こんな事をする為にワンコを飼ったのか。

イライラが募り、小さなヒックに大声でどなるようになった。

ある日、義弟家族がやってきて、ヒックと遊んでくれた
もともとボーダーを飼ってた家族で、ワンコが大好き。
ヒックは大喜びでしっぽを振って大歓迎!
私が触るとカミカミするくせに義弟家族にはまったくしない。

義弟家族が帰ったとき、私は爆発した。

「毎日、毎日、糞の始末ばっかりさせて、一日中糞まみれではいつくばって
 掃除してる私に噛みにくるのに、なんであの人達にはしっぽふるんや
 お前の面倒見てるのは私やろ!もうどっかいけ!だれぞにもらってもらえ
 あんたなんかもういらん!!」
そう怒鳴って、子供のように泣いてしまった。

心のどこかで自分のやってること、いってることは間違っているってことも
ヒックには何の罪もないこと。
人間の都合でシートの上で用を足すことを強要されて、できないといって
いらいらするのは間違っているって事。
全部わかっているのに、私の心と体はへとへとになりすぎてた。

相方は黙ってみていて、ひとしきり泣いた私にこういった。

「これ以上は無理かもしれないね。もし駄目だったら早めに誰かにもらってもらおうと思う。
ヒックが小さい方が貰い手も探しやすいから。
ヒックはとても可愛いけど、それであなたが体を壊したり、
心を病んでしまうことのほうが俺には悲しいことだから。無理しなくていいから
俺がいつもそばにいられたらいいけど週末しかいないから一人で大変だと思うから」

そう言われて涙が止まらなくなった。

ちがうねん。ちがうねん。ヒックが嫌いなわけではないねん
ヒックを手放したくなんてないねん。
私の辛抱が足らんのはわかってるねん。
ヒックのことは、、ヒックのことは、、大好きやねん。
ただ、悲しいねん。ワンコがトイレの世話をしてくれてるなんて
感謝するはずないことはわかってる。ワンコはしたいことをしたいだけやし、
それを人間の都合にあてはめることが正しいってことじゃないことも

ただ、私にもあんな風に尻尾振って笑顔見せて欲しいだけやねん。
あの子の中で自分が一番になりたいって子供みたいに思ってただけやねん。
ワンコってご飯くれる人には無条件に可愛い顔みせてくれるって思ってから
たまにきて遊んでくれる人に尻尾振ってるヒックをみて自分の存在価値なんてヒックに
とってただの世話人なのかと思って、、それが悲しかっただけやねん。

心の中でそう叫びながら、心配してる相方の目と不安そうにしてるヒックに申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら
子供のように泣き続ける私がいました。


これはヒックがきて二週間頃のお話です。
今思うと、毎日怖い顔ばかり見せてたと思う。
義弟家族は満面の笑顔でヒックの相手をしてくれてた
それに気づけるほどの余裕もなかったんですね。

今でもやっぱり怖い顔してるときが多いかもしれないけど
でも、ヒックとの時間がとても大切になっています。
笑顔いっぱい見せられるように私も精進しないとね。
ごめんね。ちっちゃかったヒック。

ワンコ好きな人達にはひどい話に聞こえるかもしれませんが
大好きでもお世話に疲れてしまう人もいるかもしれない。
そんな方達にこんなだめだめな私でもワンコとの時間を
大切にできるようになってきてるって自信をもってもらえたらと
そんな気持ちで記事にしました。


叱られたらいつも外を眺めてたヒック。。
ほんまに悪かったなあ。ごめんなヒック