言葉にならない・・

言葉にならない・・「悔しさ」というものは
かみ締める事ができるのです。

言葉にならない「情けなさ」というものは・・
どーーーしたらいいのやら・・

本当に情けない「負け」でした。

子供達は「勝つ」ために野球をしてきました。
日々の辛い練習も乗り越えてきました。

子供達は「甲子園」に行きたいから、この学校の野球部に
入部しました。

強いんだよ！！
負けるはずがないんだよ！！

なのに・・・どーーして・・こんな結果になるのよ

いつも「同じ事の繰り返し」・・・

もう・・・

何が？？足りないの？？
何が・・ダメなんだろーー？？

言いたいけど・・言えない・・

昨日の試合の前の試合は・・延長サヨナラホームランで勝ちました。

でも・・・康平は・・その『勝ち』を物凄く
重く受け止めて・・・ドップリ落ち込んでいたのです。

あんなに、落ち込んでいる康平を見るのは・・・うーーーん・・

久しぶり・・ってか・・初めて・・かな・・

夕飯なのにバットを持って
外に出たっきり・・家の中に入ってきません。

彼は、その試合は久しぶりのファーストスタメンの出場。

手こずる相手ではないはずなのに・・「点」がなかなか取れなかった。

1アウト満塁で康平です。

空振りの三振をしてしまいました。　バカがっ！！

チーム全体が・・『打てない病』・・・
このままじゃ・・次の日の試合もダメだよっ！！

ダンナが康平を呼びに行きました。

少し話をしていたようです。

私は・・・「落ち込んでる場合じゃないやろー！！お前が
元気ないと、チームも元気なくなるやろー！いつまでも引きずるなー！今日の失敗は今日の反省で終わっておけー　」



なんて・・・強い口調で・・・言えなかった・・
少し・・話をして・・・
「康平ーー・・・わかっとるね？」
「うん・・」「明日は・・元気にやれよっ」
「うん・・」

なーーんか・・しつくりこない・・
隣の部屋にいる康平にメールを送った・・


「人間は、何度もくじけながら成長する生き物！失敗やくじける事を恐れるな！
康平は康平らしくがんばれよ！！明日は絶対勝とう！わかったか？母より」

返事が返ってきた・・

「ありがとう！もぉくよくよしてねえから心配すんなよ明日はオレらしく行くから。黙ってみといてくれ！ありがとう」


朝、康平は元気でした。

そして・・始まった・・試合・・

選手も最初は「ノリノリ」気分で始まったのに・・・

あまりの・・・試合展開に・・・

言葉も出ず・・・無言・・・


一人一人が「一球」の重みをしっかりと感じてほしい・・



投げる一球　
打つ一球　
守る一球　

すべて・・始まりも終わりも・・
「一球」からなんです。

一人一人が「一球」にもっと責任を感じてほしいと・・・

がんばっている子供達を責めるわけではないです・・決して・・

同じことの繰り返しは・・したくないです。