Hidero's

たわいない生活

スキーの続き

2011年01月11日 17時31分53秒 | 過去の趣味の投稿
さて、前回の写真ではわかりにくいが、実は、この板は9Sではなく、レンタルスキーでした。えええええ、なんで、

実は、この板は今度リリースするらしく、いろいろデータ取りしているらしい。そのレンタルショップで呼び止められ(昔から知っているから)「石屋さん、ちょっと乗ってよ。そんでもってレポート書いて」といわれ、「え、まあぁぁ、いいですけど。で、レンタル代いくら?」スタッフ「あああ、いいよいいよ」と、言われ、ラッキーと思う。ただなら借りてしまお、レポートもOKOK。石屋娘教えながら、時々、板に負荷をかけてみたり、わざと切り込んだり......

 午後、ショップへ帰る。ここから 石屋の弁論大会
「こんなに進歩しているんだ。娘と一緒なので、低速でのインプレッションしかないが、この板のいいところは、剛性が全体的にいいね。板が雪面に食い込む感触がわかる。踏み込んでもびくともしない。デザインもOK。しかし斜面に応じて滑らせると、食い込む瞬間がわかりにくい。食い込めば、ホールドする。しかしホールド感も一定でない。わずかな動きで、そのホールド感が失われ、リニアに加重を変える必要がある。トップの食い込みが一定でないので、いつ食い込んだのか、もしくはいつ食い込ませるのか?微妙にずれが生じ、この点ではマイナスだ。板の抜ける感じは直線的で、カービングであって、カービングでない、カットビには最高かな。しかしホールド感が一定でないので、高速時の安定性に疑問が残るが、実験していないからわからない。」とうんちく、そしたらスタッフ「やはり、そうか。トップのエッヂ付近が1°垂らしていることと、トップの滑走面が若干コンベックしているから.....たぶんこのためだ。それからホールド感の問題は、新しく採用した○○○構造(ここは内緒)が原因だ。ネジレ剛性は向上したが、この○○○構造で、ホールド感が損なわれた。」と、ここでいろいろ談義。

一通りレポートをまとめる。

でも、8年たってもこうして、レポートを求められたのはうれしい。むかしはよくやっていたが、いまは8年前とは比べものにならないくらい各メーカーは向上。それについていける存在なのかわからないが、いまでも頼られたのはうれしいね。

 そうそう、筋力不足は仕方ないとしても、いまでも足裏感覚は十分生きていた。1mmの動き、0.2秒(このスピードは反射神経そのもの)の動きができる。信じられないかもしれないが、足裏感覚とコースを熟知すれば、目をつぶって滑走できるんですよ。ワールドカップ選手が、スタート前に目を閉じて、手で滑走イメージを描いているのを見たことあるだろうか。そう、ある程度のレベルでは技術的な差はほとんどなくなる。よいイメージが描けたどうか。そして、イメージ通りのラインを滑れたかだけなんです。インスペクションも入念に行い、これにより頭へたたき込むわけです。

 よくやったな~~~~~遠い眼差しじゃ。

でもね、これてってバイクも一緒。石屋息子にコースインスペクションをやらせるのは、ただ単に見るのだけではなく、コースをたたき込み、イメージ作りをしてほしいのだが、やっぱり夏場はザリガニが好きなようだ。