晴彦日記

双極性障害1型と1型糖尿病(インスリン注射必要)と闘いながら、少しでも幸せになれるように頑張っています。

iPS細胞ができた!

2009年01月21日 00時13分05秒 | 読書
京都大学教授である山中伸弥さんと
京都大学名誉教授である畑中庄一さんとの
対談集を読みました。

対談集であるため、細かい部分までは書かれていなかったので
Wikipediaの力を少し借りて、iPS細胞について理解しました。

ネオマイシン耐性遺伝子をFbx15遺伝子に導入した
ノックアウトマウスを実験系に用いています。

理化学研究所の林先良英先生の膨大なデータベースなどを用い
ES細胞で特異的に発現している転写遺伝子24個を
レトロウィルスベクターを用い導入することにより選択しました。

転写遺伝子24個を1つづつ丹念に不要な遺伝子を排除した結果
体を作りあげることに関連しているOct3/4遺伝子
神経細胞にも出るSox2遺伝子、Klf4遺伝子の3つの遺伝子を選び
iPS細胞が作製できました。

神経細胞、心筋細胞のように作り分けるには
培養方法を工夫することでできるそうです。
3次元培養が理解不能でした。

ノーベル賞を受賞するような研究だと思います。
iPS細胞が何故特許化されなかったのかが謎です。
アメリカの莫大な投資により、アメリカには勝てないと
山中伸弥さんは述べていました。

再生医療の進歩により
多くの人が救われる日がいつか来ると思います。
人間は生命をだいぶ理解できてきたような気がしました。

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