会社に復帰したら、黴のセルラーぜをやるつもりです。躁鬱病が悪くなりながらも、4年間、やってきた仕事です。
2つの候補黴が見つかりました。バイオマス糖化用のセルラーぜです。糖化力が高いことを示す論文を書きます。
2つの黴が産生するセルラーぜを精製し、性質を調べます。これで2本の論文が完成します。
セルラーぜの内部アミノ酸配列から、プライマーを構築し、培養液からcDNAを取得し、大腸菌に組み込み、セルラーぜを生産させ、再び性質を調べていきます。
これで、また2つの論文が完成します。その前に、特許を押さえておかなければなりません。
黴の産生するセルラーぜは4種類以上、あることが予想され、これだけで5年かかりの仕事になるでしょう。洗剤用に使えるかもしれません。これで博士号を狙います。
本当に、これらの黴が有望であれば、突然変異や遺伝子組み替えによる変異を行い、生産性を上げていきます。
すでに黴は2種類、取得されています。あとは、それらの黴について詳しく調べるだけです。やる仕事はいくらでもあります。
2年前に上司に提出した英語の論文を完成させる仕事もあります。
たぶん復職はできるでしょう。躁状態の時の集中力では誰にも負けないつもりです。
あまり仕事にのめりこまないために、経営コンサルティングの勉強も行います。定年後の仕事にしたいです。