晴彦日記

双極性障害1型と1型糖尿病(インスリン注射必要)と闘いながら、少しでも幸せになれるように頑張っています。

加藤忠史先生

2009年09月10日 09時00分13秒 | 双極性障害
躁鬱病は治らない病気とされていますが
気分の波を安定化させることが大切です。
だから、現在も次々と色々な気分安定剤が開発されています。

気分安定剤としては古くから利用されているリーマス(炭酸リチウム)や抗てんかん薬としても用いられるデパケンが有名です。

私は現在、抗てんかん薬としても用いられる
ラミクタールという新しい薬を試しています。
前回の鬱状態は今までとは違い、気分の落ち込みも低く
抗うつ薬をほとんど服用せず躁転しました。
いい方向に向かっているのでは思っています。

私は大学院に入学した時に躁鬱病を発症しました。
修士論文が書けるかどうかというプレッシャーがあったためです。
でも会社でもプレッシャーがあったので、いつかは発症していたと思います。

うつ病は最近認知度は上がっていますが、躁鬱病はまだまだです。
しかも20年前のことなので、インターネットのような情報源もなく
何故、このような気分になるのか、苦しみました。
いろいろな本を読み、発症から5年後、精神科の門をたたきました。

その後、14年間寛解し、気分が安定していたのですが
3年前から躁と鬱の波が高くなってしまいました。

躁鬱病は私の遺伝子が引き起こすものです。
現在の遺伝子工学の目覚ましい進化により
理化学研究所の加藤忠史先生が
躁鬱病の遺伝子解析に取り組み始めました。

ミトコンドリア合成遺伝子の1アミノ酸変異ノックアウトマウスの実験により
ミトコンドリア合成遺伝子が躁鬱病に関与しているのではないかという
仮説が出されています。

またmRNAによるマイクロアレイの実験などから
以下の遺伝子が関与していることも示唆されています。

1.ミトコンドリア遺伝子(POLG変異、mtDNA 10398多型, 3644変異, 3243変異, NDUFV2多型)
2.小胞体ストレス遺伝子(XBP1, WFS1)

ノーベル賞を決めるスウェーデン科学アカデミーや
カロリンスカ研究所をあなどってはいけません。
慎重に精査した後、決定されます。

ノーベル賞受賞者の功績は後になって
その受賞者がとても重大な発見をしたことが分かってきます。
その選考基準は凄まじいものがあります。
日本がノーベル財団に多額の寄付をしても、選考基準は変わりません。

ただノーベル平和賞の選考基準だけは、どうなのかなといつも思います。
ゴア元副大統領が本当に平和に貢献したのかな?

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そううつ病が治りました (玉子)
2010-05-29 00:44:32
生きやすくなるため10年前に買った『心一つで人生は変えられる』ダニエルゴールマン編著を読み返すと、マインドフルネスが健康と幸福を導くと書いてありました。マインドフルネスとは、一瞬一瞬の経験に意識を集中させることです。これをずっとやってきて、躁うつ病から解放されました。
マインドフルネスについてインターネットで調べると、うつ病のちりょうに使われていると書いてあったのでびっくりしました。
私は薬を使うのがいやだし、もとから治したかったなので、本は相当読みました。
後悔と取り越し苦労ばかりしている人間でした。それでも変われます。
マ・・・について調べてください。
絶対治ります。
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玉子様へ (晴彦日記)
2010-05-29 20:15:45
コメントありがとうございます。
今まで20年以上の躁鬱病の病歴から
病気を完治できると思っていませんが
心ひとつで人生は変えられるという本は
参考にしたいです。
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晴彦様 (玉子)
2010-05-30 00:44:50
私は発症したころはうつ病だけでしたが、病歴は32年でした。
ひろさちやさんの「いいかげんのすすめ」も相当いいです。
よくなられることを念じます。
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追伸 (玉子)
2010-05-30 00:54:42
そういえば、私も、大学に入って、テスト前になるとうつ病になっていました。
今から考えると、別にテストなんてどうでもいいじゃないか、と考えればよかったと思います。病気の方が周りに心配かけるし苦しいしよっぽど悪い。
近頃の欝は、子供のことの心配が原因。でも、心配してもなるようにしかならない。自分が病気になることのほうが一番悪い。そう考えて、無駄なことは考えなくなりました。
そうなると、鬱にはならない。鬱にならなかったら、力が余らないから、躁にもならないようです。
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玉子様へ (晴彦日記)
2010-05-30 14:18:10
ひろさちやさんの「いいかげんのすすめ」も
仏教の本ですね。
仏教には興味があるので
元気になったら読んでみたいと思います。

躁状態の力が強いのか
死ぬまでに小さなことでもいいから
何か成し遂げたい気持ちは強いです。
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ゆっくりゆっくり (玉子)
2010-05-30 21:56:04
私も人のためになりたいという気持ちが強いです。うつ病を治す本、子育ての本などが書けたらいいと思います。

集中するためには、ゆっくり、ゆっくりと、いつも心の中で唱えているといいと思います。心をこめてやる。

私がうつ病になったのは、母親の育て方が原因になっていると思う。私の繊細な性質も原因しているけれど。母は、『こうするべき』人間で、また、人の評価で価値を決める人。
「~するべき」というのは私にとっては重圧でした。これをやめるとすごく自由になりました。
母には、精神的に非常に束縛されていました。

マインドフルネスの治療法でも、『~するべき』をやめることをすすめています。マ・・・を調べられましたか?正しい、正しくない、、よい、悪い、、と判断しないことがよいと。
執着もだめ。

仏教的や、老子の『道』的生き方がうつ病を治すと思う。

自分を肯定することも大事です。
私は、いつも、自分のことについて、『それでいいんだ、それでいいんだ』と自分で励ましている時期もありました。
母は何でも否定的に見る人でした。だから私はいつでも自分のことをだめだだめだと思っていました。
晴彦さんのお母さんはどんな人ですか?

うつ病になる人はみんな純粋でやさしい人です。それに優秀な人も多いらしい。
自信を持ちましょうね。

今は元気の無い時期なんですか?
そのうちよくなるから・・・

2年前、私は首をつって、気を失いそうになりました。
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玉子様へ (晴彦日記)
2010-05-31 20:32:34
私の母は教育ママで
いい大学に入るべきだと考える人でした。
高校までは束縛されていましたが
大学に入ったら、基本的に自由でした。

むしろ自分がこうあるべきだと考えてしまい
挫折を繰り返し、ダメな人間だと思い
落ち込んでいました。

マインドフルネスの本はまだ買っていません。
いいかげんのすすめの方が読みやすそうです。
仏教には興味を持ち始めていたので
いい本を紹介していただき、ありがとうございました。

現在は鬱状態と躁状態しかないので
心がけていることは、躁状態の時に
誰かれ構わず、話しかけず、大人しくしていることです。

今は躁状態が終わり
そろそろ鬱状態に入りそうな気配がしています。
今度、訪れる鬱状態は
それほど悪くならないのではと思っています。
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呼吸法 (玉子)
2010-05-31 22:05:14
躁状態のときにおとなしくするのって難しいですよね。

呼吸法を続けてやっていると、安定してくるような気がしています。呼吸法といっても、斎藤孝さんが勧めている簡単なものです。難しいのは続かないけど、これならいつでもどこでもできるので続けられると思います。

臍下丹田を意識します。
息を、15秒少しずつゆっくり吐いて、2秒吸って、3秒息を止めます。これを6セット、2分間やります。

息をゆっくり吐くときに腹筋を使うのだと思います。

歩いているときとか、お風呂に入っているときとかに、1日に何度もすればいいと思います。

これをやっていると腹筋が付いてきて、姿勢がよくなり、歩くのも疲れないし、重い荷物を持つのも平気になりました。
階段を上るとき、息を少しずつ吐きながら上ると、楽ですよ。

姑は、力は無いし、歩くとすぐ疲れるし、声は小さいし、全然腹筋を使っていないと思う。

腹筋はとても大事だと思えます。歩くときでも、座っているときでも、声を出すときでも、腹筋を使うといいと思います。

2年ぐらいやっていると、精神が安定してきたように思います。

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玉子様へ (晴彦日記)
2010-06-01 21:43:09
呼吸法は簡単そうだし、やってみようと思います。
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