夏緑著 ウイルスと微生物がよ-くわかる本を読みました。
生化学を学ぶ人にとり良書だと思います。
私は以下の事項に興味を抱きました。
シアノバクテリアやクロストリジウムから
水素を生産することができます。
モザイクウィルスに有機金属を取り込ませ
極小コンデンサーを作ることができ
ナノマシンのバッテリーとして使えます。
また血管中の血栓を砕くナノロボットも夢ではありません。
ウィルスの殻に金などの電気を通す金属を
取り込ませるようにすると極小の金属粒子ができ
ナノワイヤーを作り、バッテリーの電極として使うことで
従来の2-3倍の容量が期待できます。
粘菌に光を当てると10通りの形になります。
これを利用した粘菌コンピューターが現在研究されています。
当てる光により、形が変化するか否かの記述はありませんでした。
枯草菌のゲノムにはフロッピーディスク1枚分(1.44MB)の
情報を記録することができます。
コンピューターの0と1の2進法の情報を
DNAのATCGの情報に置き換える手法です。
この場合にはPCR(ポリメラーゼチェーンリアクション)を
たぶん利用できないと考えられ
合成法によりDNA断片を作る必要があり
現在の技術ではかなり難しいと思います。
また1.44MBのDNA断片を枯草菌のDNAに挿入する際には
ある程度サイズを小さくしたDNA断片を調整後
プラスミドに導入し、相同組み換えにより
枯草菌ゲノムに導入する手法が考えられます。
かなり手間のかかる作業だと思います。
そして出来上がったものが1.44MBの容量しかないようでは
現在のUSBメモリー(16GB)やハードディスク(500GB)に
追いつくことは無理なような気がしました。
生化学を学ぶ人にとり良書だと思います。
私は以下の事項に興味を抱きました。
シアノバクテリアやクロストリジウムから
水素を生産することができます。
モザイクウィルスに有機金属を取り込ませ
極小コンデンサーを作ることができ
ナノマシンのバッテリーとして使えます。
また血管中の血栓を砕くナノロボットも夢ではありません。
ウィルスの殻に金などの電気を通す金属を
取り込ませるようにすると極小の金属粒子ができ
ナノワイヤーを作り、バッテリーの電極として使うことで
従来の2-3倍の容量が期待できます。
粘菌に光を当てると10通りの形になります。
これを利用した粘菌コンピューターが現在研究されています。
当てる光により、形が変化するか否かの記述はありませんでした。
枯草菌のゲノムにはフロッピーディスク1枚分(1.44MB)の
情報を記録することができます。
コンピューターの0と1の2進法の情報を
DNAのATCGの情報に置き換える手法です。
この場合にはPCR(ポリメラーゼチェーンリアクション)を
たぶん利用できないと考えられ
合成法によりDNA断片を作る必要があり
現在の技術ではかなり難しいと思います。
また1.44MBのDNA断片を枯草菌のDNAに挿入する際には
ある程度サイズを小さくしたDNA断片を調整後
プラスミドに導入し、相同組み換えにより
枯草菌ゲノムに導入する手法が考えられます。
かなり手間のかかる作業だと思います。
そして出来上がったものが1.44MBの容量しかないようでは
現在のUSBメモリー(16GB)やハードディスク(500GB)に
追いつくことは無理なような気がしました。