3月26日に市が主催した講演会「市民によるコミュニティ再生を考える」に参加しました。
創造的な市民活動のあり方を検討するもので、自治会で基本理念では活用出来る糸口があるかと思います。
内容としては、コミュニティの拠点を如何に構築して行くかの話でしたが大学の授業の様で全てを理解することは出来ませんでした。冒頭のコミュニティ再生の説明部分を資料より抜粋して下記に載せます。
コミュニティ再生とは、かつて地域がひとつの共同体として存在していた時代に比較して、近代化や核家族化、個人主義が過度に進んだために、社会的に防災や福祉の領域での相互扶助システムが崩れた現状に対する地域社会復活の意味がある。またコミュニケーション能力に劣る子どもやうつ傾向の若者が増大する課題に対する対応も同時に求められている。このように期待される地域社会における人と人のつながりを、「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」と呼んでいる。 ソーシャル・キャピタルとは「集団内部または集団間の協力を円滑にする共通の規範、価値観および理解を伴うネットワーク」を意味し、ソーシャル・キャピタルが蓄積した社会は、市民の参加や協力が得られ、地域の課題を解決しやすい、いわゆる「地域力」があると言われている。これからの持続可能型社会の実現のためには。「経済促進」「環境改善」と共に「社会的な結束力」を含む3つが相互関係を持ちながら同時に発展される必要があると指摘している。つまり、コミュニティ再生とは人と人のつながりをつくり出しその関係性の強化と拡大によって、実は経済や環境、福祉等様々な領域の多くの社会的課題を解決する事が可能となる、最も規範的要素であると言えるのである。 |
4月4日は、豊田第四自治会の総会に呼ばれ参加しました。会長を連れて各自治会に紹介するのが目的でしたが当日連絡がつかず私一人で行きました。多方面から多くの方が出席しており、会員数320名クラスの自治会総会ですが地域の為に奮闘しており頭が下がる思いでした。皆が積極的に発言し粛々と整然と会議が進められておりました。今更で遅いのですが大変勉強になりました。コミュニティ再生の資料に書かれている「共通の規範、価値観および理解」を垣間見えた気がしました。
この一年、市の関係部署や消防・警察・福祉団体との話や近隣の自治会の話を聞いてようやく自治会として何をすべきかが少しだけ見えてきました。自治会の事を何も知らなく、リーダーとしての資質ない私が成行きで会長になってしまったのは間違いと今更ながら思っています。始めの頃は、過去の自治会資料や自治会に関する文献や資料を見ながら何が出来るかを、ひとつひとつの活動を見直す作業からでした。結果的には何も出来ないで終わり、役員の皆さん、会員の皆さんには大変迷惑を掛けたと思います。
自治会においてのリーダーの資質ですが、人をまとめる力もありますが、長年地域に住み地域に精通して多方面ともパイプをもっていて協調出来る方がベストだと思います。長年続けて来た班長の中から会長を選ぶ方法を否定する事はしませんが、若い世代の入居者が増えた中で、いきなり地域を背負った自治会の役員は大変な所もあります。これからの自治会の発展に不可欠なものは、周辺の自治会や団体との協調であり、協力関係であります。
今、色々な場面で如何にリーダーを育てるかが重要になって来ています。私の様な駄目なリーダーの元では発展は見込めなせん。
自治会内には、様々な場所で活躍している会員さんがいます。リーダーや役員となるにふさわしい優秀な人材が数多くいます。このような方に今一度、自治会の運営運用に加わって頂き、若い人達を育てて頂くことが最善だと思います。
私の考える組織は次の様なものです。(あくまで個人的意見の例で見て下さい)
班長は、班内のサークル活動や意見があれば役員会に上げることに特化する。
役員は、有志で構成する。担当は、集約し少人数で構成し特化する。
たとえば会長は前記のようなリーダーとなりうる人材、副会長は書記を兼ねて2名で出来るだけ次期リーダーになりうる若い人にお願いする、会計は1名で簿記経験者が理想、自主防災隊を含む防犯・防災担当は2名で、民生委員・消防団の現役か経験者、美化を含む公園担当は1~2名で賛同・興味のある方、行事や諸問題を担当する委員は2名程度で経験者及び地域に精通する方であります。
あくまで理想ですが、会員の皆さんも考えて頂けたら幸いです。
皆さん、一年間、ありがとうございます。