34万人が住むはずだった「千葉ニュータウン」
ニュータウンに足として建設されたのが
北総鉄道のちに北総高額鉄道と揶揄されることになる
北総鉄道の建設は鉄建公団「P線」として建設
鉄建公団は、利益や後の損得なしで建設した
建設費用の1298億円と利子の返済が必要だったため
初乗り運賃は、300円(2014年290円値下げ)
この時期、山手線の初乗り運賃は、140円だった
千葉ニュータウン中央駅~新鎌ヶ谷駅だと
約10kmの距離、11分の乗車で570円
北総鉄道は京成・都営浅草線などに乗り入れるため、
都心への通勤・通学定期はさらに高額になっていた
しかし、「千葉ニュータウン」の人口が10万人ほど
乗客の利用は想定をはるかに下回り、
年間30億円ほどの赤字が続く
地元自治体は、総額300億円以上を支援するしかなかった
鉄道運賃の値下げを求める住民訴訟(住民側が敗訴)
強硬に補助金拠出を決めた市長が失職した
その後、舗装鉄道が延伸して成田空港までの経路ができると
京成電車の運用増加などに伴い
北総鉄道の業績改善で、累積債務の解消にめどが立ち
2022年10月に普通運賃最大100円値下げ
通学定期最大1万円以上値下げなどの値下げ
北総高額鉄道は、北総鉄道となった
並走していた北総高額鉄道の対抗バス「ちばにう」は、
2014年、平日は1日46便、1日の利用者400人
運賃を北総鉄道のほぼ半額300円に抑えたが
2022年の北総鉄道の値下げによって、
対抗バス「ちばにう」は、散っていった
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