ハート形♪
秋化粧の魔女の瞳(2014.9.21)
「その1 浄土平湿原から」「その2 一切経山」「その3 映す瞳」の続きです。
一切経山から五色沼(魔女の瞳・吾妻の瞳)へのガレ場の下りを終えると登山道はいったん樹林帯の中へ。
ゴゼンタチバナは葉も実も真っ赤。
エゾリンドウに
その高山型のエゾオヤマリンドウ。
見分け方・・・花のつき方が違います。
やや洗掘された道を下り、大きな段差のハシゴじゃなくて脚立もクリア。
木道を通って五色沼西岸に下りてきました。
早速(ここは正式名称で)五色沼と向き合っていると、背後で父親が・・・
西吾妻山から縦走してきたという単独女性の方に挨拶ついでに?縦走路の状態を聞いてました。
NHKBSプレミアムで放送された「にっぽん百名山・吾妻山」の時とは違って
背丈ほどの笹藪は東大巓と昭元山の間だけで、家形山までは刈り払いされていて歩き易かったそうです。
理想は水鏡なんですが、水面は穏やかで相変わらず雲が映り込んでいます。
光の加減によってたえず変わる色の変化を楽しむ私の背後には慰霊碑が。
大正15年(1926年)9月、濃霧と氷雨による遭難事故が発生。
それにより福島女子師範の学生4人の命が奪われたそうです。
合掌。
家形山下部から一切経山を望む。
逆光で水面がキラキラ輝いていましたがそれは僅かな時間だけ。
南の空には雲が多くなり、光が時々スポットライトのように一部分を照らしあげるだけ・・・
東岸ビーチをピックアップ。
どうやら遠浅ではなく崖があって急激に深くなっているみたいです。
家形山との分岐 10:37
何時もならこのまま家形山には向かわないで、もうひとつの慰霊碑に手を合わせ
高湯温泉方面に進んで登山道が左に折れる大岩辺りでお昼休憩。
・・・ですが、今回は家形山に登ります。
この道標が示す道は薮の中へと続く木段。
数歩戻ればしっかりした踏み跡があるのでこちらを登っていきます。
すぐに右手の薮から木段の道が合流してきますが今度は左側の藪の中へ突っ込んでいく木段 (-_-;)
その木段は無視して岩にペイントされた目玉マークや矢印を頼りに登ります。
この写真の場所はユルユルですが、浮石で滑り易い短い急登も。
目指す家形山の山頂・・・なのかな?
三角点があります。
右手には福島盆地。
家形山山頂東端到着 10:50
三角点がある眺めが良い場所なのでここでお昼休憩をとることに決めて、先ずは山頂標識探し。
この先の西吾妻縦走路途中、オオシラビソの樹林帯の中にある事は知っていたので・・・
真ん中にエゾリンドウぽつん。
笹が幅広く刈り払いされた道に初突入!
分岐 10:58
五色温泉方面ではなく吾妻連峰主稜線の東大巓・人形石方面を探索。
笹は刈り払われていても泥濘はどうしようもない。
登山道が下り基調になっても家形山の山頂標識は現れず
しょうがないので引き返して分岐に戻り、五色温泉方面にはないと知りながらも一応探索。
「家形新道口」米沢山の会のプレート。
これで福島市・猪苗代町から山形県米沢市入り。
一寸進んでやっぱりなさそうなのでまた引き返す。
こちらは「家形山~霧の平~滑川温泉」米沢市のプレート。
分岐手前の頭上が開けている場所でGPSナビの地形図で現在地を確認。
誤差が10mぐらいあるとしても、地形図上の分岐の位置がだいぶズレているような?
ちなみに地形図のコピーも持っていましたが「山と高原地図」は忘れました。
・・・というか、ザックの中に入っていたのは「磐梯・吾妻・安達太良」はではなく「那須・塩原」
帰宅後にこのルートを地図で調べてみたら眺望が良い「物見岩」がすぐそこに。
でも、GPSか地図がズレてるから (-_-;)
もう諦めて家形山の三角点に戻ります。
右手には西吾妻山から縦走路してきた方が初めて見る事になる五色沼の姿。
一切経山に比べてこちらは人が少なく静かな山頂部。
ここでのんびりお昼休憩とします。
続きます。
今日は、日の出前に高湯温泉側から磐梯吾妻スカイラインで つばくろ谷に架かる不動沢橋。
そこで御来光を迎え、天狗の庭などの沿線の紅葉を撮りながら浄土平に向かい
早朝の吾妻小富士や浄土平湿原を散策。
その後は土湯峠温泉郷・・・野地温泉から鬼面山に登って紅葉を楽しみ、下山後に温泉の予定でした。
・・・が、台風18号。
雨の降り始めがお昼前という事なので今日は大人しくしています・・・たぶん。
スポット光はプレゼント。
最初は快晴だったのにだんだん曇ってきてガッカリしていましたが、これで♪
気分まで変えてしまう素敵さでした。
まだアップしたい魔女の瞳の写真が残っているので、長い記事を書き終えたら・・・久しぶりに作ってみましょうか。
スポットで一部だけが輝いている瞳も魔女っぽくて好きです。うーん。ステキです。
P.S.
こないだ福島のジャンルでひーたさんのフォトチャンネルが紹介されていました。もし時間があったら今回の魔女の瞳で一つチャンネルを作ってみては如何でしょうか。ひーたさんの写真を機に魔女に瞳を吸い寄せられる人が増えそうです。