御嶽山噴火の翌日故に、畏怖の念を抱きながらも・・・
安達太良連峰(2014.9.28)
「その1 安達太良山」の続きです。
連峰主峰の安達太良山(標高1699.6m)の山頂下の広場から主稜線を北へ。
安達太良山出発 10:12
牛ノ背へ。
振り返る・・・やっぱり乳首に登っておけば良かった?
船明神山(船大明神)と障子ヶ岩。
安達太良山と船明神山との間の紅葉に彩られた谷は石筵川の源頭。
その流れの先には銚子ヶ滝。
遠望・・・辛うじて那須岳。
自然の額縁というか・・・?
磐梯山と裏磐梯の秋元湖と桧原湖が収まって。
船明神山への分岐 10:26
他の場所が無風であってもここは別。
たいてい火口からの風が吹き上げてくる場所なんですが、今回はここも無風。
せっかくなので一寸高い三角形の土の山に登って
沼ノ平火口を眺める。
その大きさを調べたくて検索してみましたが、困った事にサイトによって違うんです・・・
たとえば「気象庁ホームページ・安達太良山」では直径1.2km・深さ150m・長径300m・短径150m。
霞んだ空に飯豊山の山体自体は見えずに雪形だけが浮かび上がる・・・
牛ノ背の峰ノ辻への分岐を通り過ぎれば牛から馬へ・・・馬ノ背へ。
やや登って矢筈森(標高1673m)
山頂には立ち寄らずに
次は鉄山の番。
鉄山南斜面の大規模崩落は2011年9月5日の早朝に発生。
その原因は東日本大震災と大雨。
あ、あづま総合運動公園が右側に写ってる・・・
1997年、この沼ノ平火口内を通る沼ノ平コースで火山ガスによる事故。
それ以降、沼ノ平コースと鉄山~くろがね小屋コースは通行禁止。
馬ノ背のザレた滑り易いやや急な斜面を下り
右手眼下、くろがね小屋と岳温泉の源泉が見えました。
平坦部を過ぎるといよいよ鉄山への岩場の登りになりますが、見た目ほど大変ではありません。
登りの途中で馬ノ背を振り返れば矢筈森に乳首に和尚山。
ここから眺めるのは表磐梯でも裏磐梯でもなし!?
磐梯山が裾野まで漸くスッキリと。
ちなみに・・・
この異様な沼ノ平の先には硫黄川。
沼尻温泉と中ノ沢温泉の源泉地帯である沼尻元湯。
単一の湧出口からの湧出量としては日本一で
(沼尻温泉)
pH1.9の強酸性の温泉が自然湧出毎分約10000リットル!
(中ノ沢温泉)
pH1.85の強酸性の温泉が自然湧出毎分約13400リットル!
???
岩場を登り終えると鉄山山頂の西側の落石注意の看板があるトラバース道。
漸く吾妻山を背景に鉄山避難小屋を確認。
東吾妻山に前大巓に平石山に高山・・・何故か一切経山だけ雲に隠れてる (-_-;)
鉄山山頂への分岐 11:05
山頂は下山時に立ち寄ることにして
ここから先は初めてのルート。
前方には緑と赤のコントラスト。
彩られた箕輪山の山頂部。
左を見ればこのパノラマ。
あっちの紅葉も先週よりだいぶ進んでいるんだろうなと思いつつ・・・
赤い扉の
鉄山避難小屋 11:12
外観も内部も綺麗でロケーションも良し。
ここに泊まって朝日や夕日を眺めるのもいいかもしれません。
ただし近くに水場もトイレもありませんので・・・
続きます。
紅葉満喫されているようで、うらやましいです。
こちらは銀杏がぽつぽつ黄色になりかけて、という具合です。
今年は発色が鮮やかでとてもいいみたいですね。
ヤマウルシ、あんなに真っ赤になるんだなあ。
沼ノ平火口は……なんだか日本の風景じゃないみたいです。
御岳山の噴火でもあれだけ被害が出たのだから、明治の磐梯山の山体崩壊を起こして、
周りの地形を大きく変えてしまうほどの噴火ってどんなだったろうと、恐ろしくなります。。
運というのもあるのでしょうけれど、ひーたさんも重々気をつけて。
前日の山行きからピアノの本番、リフレッシュ効果出ましたか?
今年は早くに紅葉が始まったので、来月中旬までずっと紅葉三昧♪
昨年の色付きと比べると確実に色鮮やかできれいでした。
沼ノ平火口は日本ではなく世界でもなく・・・地球外!
実際その場に立ってみるとそんな気がします。
山ひとつ・・・小磐梯を吹き飛ばしてしまう水蒸気爆発なんて想像も出来ませんね。
吾妻山と安達太良山と磐梯山は噴火警戒レベルが設定されている火山で、吾妻山と安達太良山のハザードマップはすでに確認済み。
山行記事を書きながら、もしもの時はどの方向に逃げたらいいのか考えたりもしています。
リフレッシュ効果が出たのかもしれません。
緊張する事もなく、何時も間違える個所はすんなり♪