写っていないものを選ぶに一苦労
夥しい数の僕(しもべ)を従えた凍れる魔女の瞳
「一切経山と積雪期限定の平石山と前大巓(2014.4.27)その1」の続きです。
酸ヶ平避難小屋出発 9:15
避難小屋から少し進むと一切経山への登山道がすでに露出していて
右の登山道を上るか左の沢を覆い尽くす雪上を登るか
ルートの選択を迫られる
昨年、ここを登っている方を登山道の方から見ていて
自分もここから登ってみたいと思っていたので、今回は迷いなく雪上の登りを選択
ガレ場は避けられたものの、こちら側の斜度もそれなりに
少し登って振り返り、また振り返り・・・東岸の一部以外まだ凍結している鎌沼を
一切経山の山頂が見えてきて
左奥に平石山の山頂も
おまけに雪庇が崩壊して小規模な雪崩が起きた痕が前方に
こんなに近くで見たのは初めて
わざわざあんな危険に近付く必要はなし
雪の上を辿って一度も植生を痛めつけることなく
直登コース(現在通行禁止)と酸ヶ平経由コースが合わさるの肩の分岐の少し上、山頂側で
登山道に合流 9:35
平石山に向かうには問題ないな・・・
なんだなんだ?
この辺りから、雪上を歩いている時は全くいなかった煩わしい羽虫が頭上にたむろするように
振り返れば微かに磐梯山と猫魔ヶ岳
吾妻小富士の噴火口
高山の向こうに安達太良山
羽虫も天辺が大好き!?
山頂に近付くほどその数が増えてきて、なにも虫除け対策をしてこなかった事を後悔
頭に被る網(虫除けネット)が欲しい!せめてマスクが欲しい!
微風ではなくそこそこの風が欲しい!
昨年と一昨年は寒かったうえに強風が幸いしてゼロ
今年は暖かくて無風もしくは微風が災いして無数
空気大感謝塔
一切経山山頂(標高1948.8m) 10:00
足早に山頂北側へ
五色沼(魔女の瞳・吾妻の瞳)
暫く見つめていたかったのに、この状況ではたまったもんじゃない!
虫は黒いもの・・・
目を狙ってくるのはサングラスで防げたものの、カメラにたかってくるのは防ぎようがない
風が吹いた後は一瞬だけレンズの前の羽虫がいなくなるので、そのタイミングでパチリ
・・・したんですが
まともなのは今回アップした2枚だけ
その他は黒い点々やグレーのぼけた直線がこれでもかと (+_+)
霞んでいて蔵王連峰も朝日連峰も月山も見えないし
8分だけ粘って、その後は山頂を追い立てられるように下り
再び羽虫ゼロの雪上へ
ケルンが積まれた岩 10:28
※夜、お風呂で虫刺され痕があるかないか確認してみたところ一か所もありませんでした。
どうやら吸血する種類の羽虫ではないようです。
続きます。
雪の上を歩く写真をみるとGWも終わって、いよいよひーたさんの山歩きのシーズン到来ですね。
小規模と言いながらも周辺の陰影の付き方をみると雪崩の怖さを感じます。用心しつつ、思い切った判断が必要な場合がありそうですね。
ところで、血をすったりさしたりしないのに何でブーンくん達はゴッツンしてくるんですかね。。ちょっと不思議です。通勤途中の階段もまんまるのクマンバチがブーンしていますが幸いゴツンはされていません。おそろしや。。
これからは羽虫との戦いも悩みの種ですね。
虫よけスプレーを持参しなければ・・・(;^ω^)
今年もあちこち、何時もの山に新たな山へ。天気に恵まれるといいなぁ。風がない、風が弱い日は特に虫対策をバッチリして(^_^)
昨年は雪崩れていなかったものの、あの場所には雪の壁がそそり立っていました。上にも下にも近付かないのが無難ですね。
体温と汗に魅かれてやってきたものの「毛むくじゃらじゃないから卵が産めないや」なんて思っていたりして・・・ホントのところはわかりませんが。
階段に迂回路は?アシナガバチ以上に大きい蜂はゴメンです。
今年はどんな瞳(できれば凪いだ瞳)で魅せてもらえるか・・・楽しみです。
あの標高ならまだ大丈夫だと思っていたんですが、油断していました。
虫除けスプレーと一緒に、身に付けるタイプの虫除けもできれば。