もう遅いと思っていたら滴を纏ったチングルマ♪
魔女の瞳と涙雨(2014.7.13)
「その1 春夏花々」「その2 一切経山」の続きです。
古来、土地の人々はこの沼を「雷沼」と呼び、雨乞いの地としてあがめていた。
干ばつの年、この沼のほとりで雨を祈り、沼に石を投げ入れれば「冷気たちまち到り急雨来る」といわれていた。
磐梯朝日国立公園パークガイド「浄土平・裏磐梯」より。
何方か魔女の瞳に石を?
冗談はさておき、雨が降って寒くなってきたのは事実。
カッパを着ていても全然暑くない♪
一切経山山頂を後に、写真もほとんど撮らず酸ヶ平避難小屋へ下るも・・・団体さん?
外まで溢れて小屋の中もギュウギュウ詰め。
これではどうしようもないので仕方なく通過。
鎌沼方向を見て、下山するか当初の目的の通りに進むかどうかを思案。
寄り道の末の酸ヶ平分岐 9:58
酸ヶ平湿原のワタスゲは僅か・・・撮るなら望遠で。
ほんの一投足で鎌沼に到着。
もはや涙雨程度ではなく、ムラがあるものの本格的な雨模様になりまして・・・
そんな中、カルガモのメスが見つめる先には
3羽の子ガモ達♪
すると、背後からあの大人数の団体さん。
追い付かれまいと急ぎたくないのに急ぎ足。
引き離して・・・鎌沼と東吾妻山。
後ろから「姥ヶ原へ」というリーダーらしき方の会話が聞こえきて、団体さんとは違う方向に向かおうと
姥ヶ原への分岐を行き過ぎて、先の小湿地の待避スペースへ。
ワタスゲ
濡れてしまったのでしょんぼり。
???
何で姥ヶ原方向ではないこっち側に?
何十人も連なって歩くのではなく、サブリーダーを決めて幾つかのグループ分けをして間を開けて・・・まあいいや。
姥ヶ原に向かわないのならこっちが姥ヶ原へ。
結局、通過をだいぶ待ってから・・・道を譲っても誰一人として挨拶をしないのがオカシイ (-"-)
分岐に戻って姥ヶ原への木段を登り
分岐 10:23
・・・これでは魔女の瞳は見えませんね。
姥神石像は今回もパスして姥ヶ原十字路方面へ。
ほとんどのチングルマはすでに果穂になっていました。
雨が小降りになる変わりに辺りが濃い霧に覆われてきて
ウグイスの鳴き声が聞こえてくるものの人の気配が全く無く・・・念のために熊除けの鈴を身につけました。
困った事に咲いているチングルマは木道から離れた場所に (-_-;)
でも、この先の木道の傍にも咲いているのがあるでしょうと・・・
あった♪
どうやらワタスゲよりも撥水性が上みたい!?
姥ヶ原十字路 10:35
ここに来た時にやってしまうのが足跡探し。
どうやら今回も大型哺乳類の足跡はないみたい・・・
この写真でいうと・・・左から来たので、右が東吾妻山姥ヶ原登山口で後ろが姥神石像。
ここは正面の浄土平方面へ。
この辺りまで来るとようやく人の気配。
ネバリノギランとチングルマ
蕾もあるよ♪
次で最後・・・続きます。
こんなふうに声を掛けなくても、ほんの一寸だけ頭を傾けてくれてもいいような気がするんですが(^_^.)
ボケボケに写っているのもありますが、チングルマの一生がこの記事の写真に。何度見ても不思議です。
「蕾もあるよ♪」ではなく「蕾もいるよ♪」にしてもいいでしょうかね~
チングルマ。周囲にはいないのですが、ひーたさんの所でみるたびに不思議に思います。
花と穂(種)どっちも単体で見ても「見られて、よかったね~」と思うのに、同じ子だなんて。。まぁ。。チングルマさんの勝手なんですが(笑)どちらも同じ人間のツボに入るとは。。
最後の「3連+ボクも」の写真かわいいです♪
やっぱり、なにか特定の人間に訴えるものを感じます。