五色沼の色は一期一会
魔女の瞳と涙雨(2014.7.13)
「その1 春夏花々」の続きです。
平坦な酸ヶ平の一画へ辿り着くと調子悪さが軽減。
前方に前大巓
その西側上空などに怪しい雲が垂れ込めていましたが
乳房雲?層積雲?いや結果からいうと乱層雲?
酸ヶ平分岐 8:28
登る予定ではありませんでしたが、北側の一切経山方向の空はまだ明るい。
このぐらいの雲の状態であれば五色沼(魔女の瞳・吾妻の瞳)が見えるはず。
足が自然と一切経山に向いてしまったのは致し方ない?
コケモモが花盛りの酸ヶ平を横切り
酸ヶ平避難小屋のベンチで小休止 8:30~8:35
暫らく(磐梯山以外)登りでは使っていませんでしたが・・・この表現はおかしいかも (^^ゞ
ここからはダブルストックの出番となりました。
マイヅルソウと・・・花冠が6つに裂けた雄蕊が6本のツマトリソウ。
通常は前回の記事に載せたように7裂7本。
ちなみに5裂5本のものも見つけましたが、その時は写真が撮れない状態で (T_T)
その他にミツバオウレンも見つけましたが、もう終盤だったので写真はパス。
ここからやや急なガレ・ザレの登りが始まりますが一寸ストップ!
毎年遅くまで雪が残るこの場所に
ミネザクラが辛うじて咲き残っていました。
7月に花が咲き9月半ばまでには紅葉・・・
鎌沼と酸ヶ平湿原
池塘の周りにワタスゲの絨毯が・・・見えませんね (T_T)
クロマメノキの花とミネヤナギの果穂
フワフワの果穂はだいぶ空に旅立ってしまったらしい。
マルバシモツケ
これはやっぱり雨の心配をしなければ・・・
直登コース封鎖のために今は分岐ではない分岐 8:52
ここから山頂まではあと600m、25分の道程。
急坂登り終えて復調!?
ここからは斜度が緩やかになるので遅足なりに少々急ぎ目に。
振り返れば磐梯山
振り返れば吾妻小富士と安達太良山
空気大感謝塔 9:12
誰も周りで休んでいないのでケルンを一周してジックリ観察してみました。
初めて見つけた吾妻大権現
???
吾妻山大権現(吾妻山神社)は到達困難な中吾妻山権現沢の傍らの霊岩・・・
なるほどこちらは吾妻大権現。
次いで、一切経山山頂の一等三角点「吾妻山」にタッチ。
(標高1948.8m改め標高1949.1m)
電子国土ポータルで地形図を確認してみたら、標高が1949.1mになっていました。
だいぶ前にコピーした地形図には標高1948.8mとなっているので30cmほど高く?
でも、こんなのも・・・
旧標高値が1948.77mで新標高値が1949.35mの+58cm。
ようわかりませんが、四捨五入すれば1949m (^_^;)
すぐさま仲間入りさせていただきます。
魔女の瞳・吾妻の瞳こと五色沼
今回は朝日連峰や月山や鳥海山はもちろん蔵王さえも見えずじまいで、栗子山塊の七ッ森が限界でした。
沈んだこの色もまたその色のひとつなんです。
が・・・降り始めが早すぎるでしょ (T_T)
すぐさまカッパを着用してザックカバーも被せて・・・
周りを見渡すと、同じく一斉に着替えが始まりカッパかポンチョの着用率100% (^_^)
撮って欲しくないのか見て欲しくないのかこのイヤイヤの涙雨。
おまけにカメラのバッテリーも半分以下に。
【涙雨】悲しみの涙が化して降ると思われる雨。
【涙雨】ほんの少し降る雨。
ご機嫌斜めでフられてしまったので
西吾妻山方面を眺めて
一切経山山頂出発 9:30
続きます。