サンバーで憩う(旧:電気自動車で逝こう!)

血迷って電気自動車ハイゼットEVを買ったおじさんが、その後立て続けにサンバーを買って、メンテナンスにどハマりする格闘劇

NOx・PM法対策としてのコンバートEV

2012年10月26日 22時49分26秒 | テスト
 実は先日、とある事情でキャンピングカーを購入した。
 平成6年型日産アトラス4WDをベースにしたもので、TD27を搭載し思い切りNOxPM法の対称として、規制対象地域では登録できないし、関東首都圏では乗り入れも禁止の代物である。(首都圏のお店で売っていたんだが、どうやって持ってきたんだろう)
 最初はNOxPM法対策の機器を装着改造して運行しようと思っていたのだが、「U-」で始まる型式の車は古すぎてそれでも対応できないらしい。
 一応専門の業者に頼んだら、個別に改造を行って対応させるそうなのだが、そのお値段100万から115万円。尋常な金額じゃない。
 もともとこの車がそういう事情で100万円以下で手に入ったこともあるが、そんなに金をかけるのならば他の手段があるのじゃないかと検討し始めた。

 一つは、シリーズハイブリッドのプラグインハイブリッド車にしてしまうこと。
 もう一つはランクルなどの常套手段であった、規制対象外のガソリンエンジンにスワップしてしまうことである。
 前者は材料費を軽く見積もっても150万円ぐらい。しかもシリーズハイブリッドのコンバートEVは聞いたことがないので、法規的にできるかどうかも不明。
 後者は作業工賃で50万円から75万円と見積もり。スワップするベース車のコストがそれに乗っかる。

 前者に関しては陸事に行って確かめないといけないことがあったので、後回しにしてえまずは後者を検討した。

 アトラスに搭載されてるTD27は、当時日産では非常にポピュラーだったエンジンで、これを搭載した車種はかなりある。
 その中で互換性が比較的高いものを選ぶ意味で、TD27がラインナップにありながら、同時にガソリンエンジンを搭載した機種もあるもの、で絞り込んだ。

 該当する機種は
 テラノD21
 キャラバンE24
 
 である。ガソリンエンジンはVG30E。V6-3000ccの超図太いエンジンである。
 特にテラノに関してはD21のVG30に載っていたことがあって、同乗した後輩が笑いながら、「こんなくそ重いのに、普通の車みたいに走りますね」と言うぐらい、相当いけているエンジンだった。
 それに対してTD27は今も田舎の農作業用に使っており、実にもっさりしていて、高速の坂道では時速70kmぐらいしか出ない。それがあのVG30になるなら、エンジンとしては上等だろう。

 実際にNOxPM法対策のエンジンスワップをやっている会社に聞いたところ、可否ではなく値段が帰ってきたので実現性も高いだろう。
 実際問題としては、おそらくエンジンスワップというよりも電気系すべてD21に変更だろう。新しいという意味ではR50でも良いし、値段を見ても25万円が底値で、D21でもR50でも変わらない。ただ、ABSやエアバッグやら、そういうのが回路に入っているよりは、シンプルなD21の方が移植しやすいだろう。

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