Mr.Children(=以下ミスチル)は、2005年9月にアルバム『I ♥ U』を発売した後、2005年11月12日の大阪ドーム公演を皮切りに全国5大ドームにて全10公演を行い39万人を動員しました。この『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 “I ♥ U”~FINAL IN TOKYO DOME~』DVDは、そのツアー最終公演となった2005年12月27日の東京ドームでの追加公演の模様をほぼ全曲完全収録したもので、ライブ本編約162分に加え、約36分のスペシャル映像特典も収録した、198分に及ぶDVD2枚組の大作となっております。
実は、私、この最終公演を観に行ったのですが、当日会場に入ってまず驚いたのが、そのカメラやスタッフの数の多さでした。実際、今まで、BSライヴの撮影と重なったことはあるのですが、比較にならない多さでした。事実、ライブ収録としては最大規模のクルーを動員していたそうで、カメラも40台(HD25台、FILM5台、DV10台)使用したそうです。その中には、空撮用の自動カメラもありまして、ドームの天井にワイヤーで吊るされていて、本当に凄かったです。
また、ステージ・セットも、さすがにドーム・ツアー用というだけに、大規模なのは言うまでもありませんが、洋楽の大物アーティストのスタジアム・ライヴのステージ・セットと比べても、少しも遜色なく、さすがは日本を代表するロック・バンドだけあって凄いな、と素直に感動しました。
しかしながら、このライヴでは、4人のメンバーがまったく対等の関係で一体となって生み出す、ミスチルというバンドのダイナミックなバンド・サウンドに、何よりも感動し圧倒されました。正直、今まで、私はミスチル=桜井和寿というような認識でいました。しかし、ライヴを体験して、その認識が誤りであることを思い知らされました。実際、桜井和寿(Vo)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr)の4人が笑顔でアイコンタクトしながら、サポートメンバーのSunny(Key) 、河口修二(G)、浦清英(Key)と共に繰り広げるバンドとしての息の合ったアンサンブルの一体感には目を見張るものがありまして、正直、完全に引き込まれてしまいましたし、そこからは、現在のバンドとしての最高に良い状態が垣間見えました。
とにかく、何を隠そうこれが初の邦楽アーティストのライヴ体験でしたし、しかも、最初にして洋楽アーティストのドーム公演参加歴も含めても過去最高のドームクラス会場でのアリーナど真ん中の最前ブロックの前から数列という超プレミア席で観れたということもあり、いろんな意味で一生忘れることの無いメモリアル・ライヴとなりました。
因みに、このDVDの監督は丹下紘希で、40台のカメラでシューティングされた120時間にも及ぶ膨大なフッテージを約2ヶ月かけて1曲づつ編集し、リアルで深みのある質感と映像美を徹底的に追求したというだけに、単純なライヴ・ドキュメントDVDというよりは、一つの映像作品として再構築されています。ただ、結果として、ライヴでは感動的だった「Hallelujah」「and I love you」というライヴ本編の最後のメドレーの曲間が実際より長めに編集されていたりとか、MCがばっさりカットされていたりとか、桜井和寿アコースティック弾き語りコーナーでの「名もなき詩」の前に少し歌った「思春期の夏~君との恋が今も牧場に~」のカット等、再構築の結果、完全収録ライヴDVDとしては少々残念な結果になっている点もあります。
また、このDVD、今回のツアーのセット・リスト自体がそうなのですが、「Tomorrow never knows」のような大ヒットした名曲が入っておらず、アルバム『I ♥ U』の収録曲中心の構成となっていますので、万人受けする魅力があるかというと、正直難しいと言わざるを得ません。しかし、代表的なヒット曲や懐メロ的要素が少ない分、「今」を生きているバンドとしての魅力は最大限に引き出されていると言えますし、そういう意味では、どちらかというと、ミスチルの音楽のファン向けのDVDと言えると思いますが、現在進行形のバンドとしてのミスチルの魅力をとても実感できる作品となっていますので、ライヴに行ってなくてもアルバム『I ♥ U』が好きな方には、是非とも観ていただきたいです。特に、最後の最後には、この最終公演のみのスペシャル・ゲストとして、ミスチルのプロデューサーの小林武史が登場して、第46回日本レコード大賞受賞曲「Sign」を一緒に演奏する場面もあり、結果的には、「Door」を除くアルバム『I ♥ U』収録曲全てがこの最終公演では演奏されており且つ全て完全収録されておりますので。
最後に、公式サイト内のこの『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 “I ♥ U”~FINAL IN TOKYO DOME~』DVD特設サイトでは、「LOVEはじめました」は45秒、「Monster」「Worlds end」「未来」の3曲はフルで試聴可能となっておりますので、是非ともチェックしてみて下さい。
実は、私、この最終公演を観に行ったのですが、当日会場に入ってまず驚いたのが、そのカメラやスタッフの数の多さでした。実際、今まで、BSライヴの撮影と重なったことはあるのですが、比較にならない多さでした。事実、ライブ収録としては最大規模のクルーを動員していたそうで、カメラも40台(HD25台、FILM5台、DV10台)使用したそうです。その中には、空撮用の自動カメラもありまして、ドームの天井にワイヤーで吊るされていて、本当に凄かったです。
また、ステージ・セットも、さすがにドーム・ツアー用というだけに、大規模なのは言うまでもありませんが、洋楽の大物アーティストのスタジアム・ライヴのステージ・セットと比べても、少しも遜色なく、さすがは日本を代表するロック・バンドだけあって凄いな、と素直に感動しました。
しかしながら、このライヴでは、4人のメンバーがまったく対等の関係で一体となって生み出す、ミスチルというバンドのダイナミックなバンド・サウンドに、何よりも感動し圧倒されました。正直、今まで、私はミスチル=桜井和寿というような認識でいました。しかし、ライヴを体験して、その認識が誤りであることを思い知らされました。実際、桜井和寿(Vo)、田原健一(G)、中川敬輔(B)、鈴木英哉(Dr)の4人が笑顔でアイコンタクトしながら、サポートメンバーのSunny(Key) 、河口修二(G)、浦清英(Key)と共に繰り広げるバンドとしての息の合ったアンサンブルの一体感には目を見張るものがありまして、正直、完全に引き込まれてしまいましたし、そこからは、現在のバンドとしての最高に良い状態が垣間見えました。
とにかく、何を隠そうこれが初の邦楽アーティストのライヴ体験でしたし、しかも、最初にして洋楽アーティストのドーム公演参加歴も含めても過去最高のドームクラス会場でのアリーナど真ん中の最前ブロックの前から数列という超プレミア席で観れたということもあり、いろんな意味で一生忘れることの無いメモリアル・ライヴとなりました。
因みに、このDVDの監督は丹下紘希で、40台のカメラでシューティングされた120時間にも及ぶ膨大なフッテージを約2ヶ月かけて1曲づつ編集し、リアルで深みのある質感と映像美を徹底的に追求したというだけに、単純なライヴ・ドキュメントDVDというよりは、一つの映像作品として再構築されています。ただ、結果として、ライヴでは感動的だった「Hallelujah」「and I love you」というライヴ本編の最後のメドレーの曲間が実際より長めに編集されていたりとか、MCがばっさりカットされていたりとか、桜井和寿アコースティック弾き語りコーナーでの「名もなき詩」の前に少し歌った「思春期の夏~君との恋が今も牧場に~」のカット等、再構築の結果、完全収録ライヴDVDとしては少々残念な結果になっている点もあります。
また、このDVD、今回のツアーのセット・リスト自体がそうなのですが、「Tomorrow never knows」のような大ヒットした名曲が入っておらず、アルバム『I ♥ U』の収録曲中心の構成となっていますので、万人受けする魅力があるかというと、正直難しいと言わざるを得ません。しかし、代表的なヒット曲や懐メロ的要素が少ない分、「今」を生きているバンドとしての魅力は最大限に引き出されていると言えますし、そういう意味では、どちらかというと、ミスチルの音楽のファン向けのDVDと言えると思いますが、現在進行形のバンドとしてのミスチルの魅力をとても実感できる作品となっていますので、ライヴに行ってなくてもアルバム『I ♥ U』が好きな方には、是非とも観ていただきたいです。特に、最後の最後には、この最終公演のみのスペシャル・ゲストとして、ミスチルのプロデューサーの小林武史が登場して、第46回日本レコード大賞受賞曲「Sign」を一緒に演奏する場面もあり、結果的には、「Door」を除くアルバム『I ♥ U』収録曲全てがこの最終公演では演奏されており且つ全て完全収録されておりますので。
最後に、公式サイト内のこの『MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 “I ♥ U”~FINAL IN TOKYO DOME~』DVD特設サイトでは、「LOVEはじめました」は45秒、「Monster」「Worlds end」「未来」の3曲はフルで試聴可能となっておりますので、是非ともチェックしてみて下さい。