アトランティック〜ブルーノートで敏腕プロデューサーとして活躍、過去に12度もグラミー賞を受賞した偉大な音楽プロデューサー、アリフ・マーディンが6月25日、ニュヨークで膵臓がんのために亡くなった。享年74歳。1932年にイスタンブールで生まれた彼は、ジャズに魅せられて音楽の道を志しバークレー音楽院に入学。1961年に卒業後、当時ジャズやR&Bの名門レーベルだったアトランティックの創始者のひとり=ネスヒ・アーティガンと出会い同レーベルに入社。ジェリー・ウェクスラーやトム・ダウドといった大物プロデューサーの下でエンジニアリングやプロデュースの技術を学ぶ。その後ラスカルズのコ・プロデュースを担当したことを皮切りに、アレサ・フランクリン、ロバータ・フラック、ビー・ジーズ、ホール&オーツ、チャカ・カーンなど、数多くのアーティストのプロデュースを手掛け、70年代以降のポップ・ミュージックに多大なる影響を与えた。その後2001年にアトランティックを離れ、ブルーノートの共同責任者に就任。そこでもノラ・ジョーンズ『Come Away With Me』『Feels Like Home』、ラウル・ミドン『State Of Mind』といった作品を手掛け、ブルーノートの新しい方向性を指し示した。ご冥福をお祈りします。
■ Source: bounce.com
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