別タイトルの「おばさん議員奮闘記」に、地方議会議員の体験を述べていますが、参考著書大紀元「悪魔が世界を、、、」にリンクする部分がありこちらに。
前回は、地方行政の様子をザッと、日本政府が株式会社になった現状をのべ、
搾取と、出し渋り体質。
例えば生活保護申請、何故、出し渋るのか、
日本人はその遺伝子によるものなのか、施しを受けるのを恥と捉える人が多く、
よく、餓死者が話題になる。
例えば生活保護費を受給できたとしても、さまざまな制約が有り、受給者は不便を強いられる。それに慣れると快適に過ごせるようで、働くより多少の我慢と、労働意欲も失っていく人もいる。実際に受給に甘んじる人がいた。
不正受給問題もある。
〇〇会関係者が選挙時に受給を交換条件にする、という話もあった。
そうなると、本当に必要な人も疑いの目で見られる。
村では、役場職員、原発関係職がエリート、特に役ば職員は華である。
選挙時は事実の混じった噂が飛び交いその中に職員採用があった。
確かにあの人が現職時代には明らかに新規採用が増えている。
大卒試験者が採用されて地元高校出身者が不採用などの現象が起きる。
その言い方は差別だ、と言われたが
あきらかに背景状況その後の仕事ぶりでわかってしまう。
役場、職員はお互いに暗黙の了承がある様だが余りあからさまだと、
いじめに似た様なことが起こる。
そのような針のむしろ状態でも、半永久的に、安定の、高給の魅力には勝てず、
じっと我慢でやり通す。
上司に当たる村長や課長も心得たもので
その職員の能力に合わせた仕事をさせればいいだけのこと。
ここまで書けば、お気づきだと思うが、
職員同士はその待遇のもと家族の様なもの、
お互いに庇い合う素地が出来上がっている。
税金を収入源としている公務員、特別公務員にあたる議員は
国レベルで団結、結束できる様になっている
不祥事が原因で懲戒免職になっても
その後の生活補償は確保できるということである。
この体制が国民にはわからない様に支配社会を形成している。
底辺にいる職員も自分が支配者組織の一員であることのは気づいていない様。
だが、知らない間にその空気に馴染みだんだん住民に横柄になっていく。
職員、には家族も親戚もいるし職員から議員になる人も多い。
その人たちの社会が村社会を形成している。
村長、議員選挙ではこの人たちの動きが、当選を決めていく。
不正選挙があったとしても、村支配者たちの采配次第、、
正悪はこの力のあるものの思惑次第でどうにでもなっていく。
同じ不正行為でも力のあるものは問われず、片や問われる。
正義は、通用しない。悪が幅を利かせれば、それが正しいとなっていく。
都会ではその様なことは見ずに済むが田舎の場合は、
直接身に降りかかってくる。
実家から別居せざるを得なかったのは、
両親がそのような村の体質にとっぷり浸かっていて、
それが都会生活をしてきた私達には受け入れられないものだったからだ。
帰郷後、近くの業者の廃材を薪用に貰いに行ったことに憤慨、
「何か行動する時は親に聞いてからにしろ」と言う。
はあ?、40歳過ぎの大人に言う事?
それは派閥関係からくる、相手が味方か反対派かの人間関係による。
「議会候補の応援の〇〇さんに行ってこい」はあ?、、
まだ、二ヶ月もたっていないのに。
「どう言う考えの人か分からないのにそれは出来ない」
役場職員の公募ある時に、無職状態だった私達のため
「隣り(議員)に決まってるかどうか聞いてくる」はあ?
公募なんだからそれはしなくても、、、。
結局公募は表向き、すでにきまっていたそうな、、。はあ?、、。
ある人(議員、妻、村長義妹)が職員の空きがあるまで、ここで働いてはどうか、と、
面接に行った連れ合いは、「なんか状況がおかしい感じだった」と帰ってくる。
一次が万事この調子、そうなると毎日の生活が疲れ、親子関係も段々ヒビ割れはじめ、婿殿と母の確執でノイローゼ寸前、、。
連れ合いの入院、退院を過ぎて、別居になった。
この半年は後になってから派閥対立の村体質から来るものと分かった。
我が村の常識は世の中の非常識であることが多いが、
それは国の見えない部分が見えてきたに過ぎない。
さらに、議員になって更に驚く。
議員に立候補した時の政策信条は「議会改革」と、
「税金の無駄遣いをなくす」をあげた。
それはそれまで見た村の状況から、挙げたのであるが、
実際ほとんどの住民がその体質を受け入れその当事者だったと後になって分かった。
それを知らずこの政策信条には片腹痛かったのでは無いだろうか?
しかし、この信条がなければ議員になる意味がない、
と思っていたから、それはやる、と言う気持ちでいた。
(選挙立候補から当選までの出来事は、おばさん議員奮闘記、に)
議員になって早速、来ました。
新人で全く何も分からないのにも関わらず、組合病院の担当議員のお役、、
地理的に我が家が一番近いから、と言う理由であるが、
この政策信条のその意思を砕く為の懐柔策だろうと勘が働いた。
ま、それは光栄な事、と、引き受けた。
参加してみると、近隣、数市町村の10名程の議会、、
この人達も行政仲間同士の匂いが、、。
その後この議会でも自分の政策信条を貫く必要を感じた。
村の議会と組合病院の政策信条は別、とするなら、
それは嘘の政策信条である。
妥協してしまえば、全て妥協しなければならない。
妥協は自分を裏切った事であり自責の4年になる、、。
人生に汚点は残したくない、と、突き進む事にした。
次回、、予告
裏金訴訟の判決時膨張した経験があるが、裁判長のただ一言できまる。
理由もいわない。初めて傍聴したその判決の、そのあり方に、三権分立は存在しないことが分かった。