【2005年2月12日】寄贈本

　ここ暫く、本の紹介ばかりで、あまり「読む」部分が無かったようなので、この辺で少し気分を変えてみようかと思います。とは言っても個人のブログ（一応内緒）の更新も併せてやるのは体力が必要なので、ここは他のスタッフからもネタを提供してもらいながら書いていきたいと考えております。今日は少し内輪受けのようなネタから。

　私たちにとって寄贈本はとても有り難いものです。ただ、「何でも」という訳でもないのですが。
　特に有り難いのはベストセラーで予約がたくさんある本。私たちの図書館の予算では、そのような本を何十冊も買うだけの余裕がありません。例えば芥川賞などで、著者別の棚に1冊、受賞作品のコーナーに1冊のような置き方をするものに限り2冊買うことがありますが、そりでも、人気のあるうちは購入しないで、利用が下火になりかけた頃買い足すようにしています。
　だから、このような「ベストセラー」の場合、寄贈していただくととても有り難いのです。あとは、ティーンズ向け文庫、ハーレクイン、推理小説など、どちらかといえば軽い読み物は、なかなか図書館で揃えきれないので是非戴きたいものです。

　反対に、これはちょっと…というもの。善意の方にはたいへん心苦しいのですが、百科事典、古い旅行ガイドなど。このような本は大変申し訳ないのですが、他の施設へ廻したり、住民に無料でお持ちいただいたりしております。また、同じ本が10冊近く集まってしまうものも、同様にさせていただいております。

　私たち図書館としては、寄贈いただいた資料はできるだけ有効に活用したいのです。それが、いただいた方への感謝の気持ちであると考えていますので。でも、上記のようにいろいろな理由で私たちの図書館では活用できないという資料もございますので、あらかじめご了承いただければと思います。