原子力発電、稼動0はエネルギー自給率4%の日本にとっては死活問題!
こうの一郎氏 ブログ転載
2014-01-13
http://ameblo.jp/konoichiro/entry-11616196833.html
東京都知事選に「脱原発」を争点に持ってこようとする動きがあります。
細川元首相の都知事選立候補により、小泉元首相の脱原発とタッグを
組んで戦うようなこともウワサされています。
日本の首相を務めた方々が、エネルギー自給率4%の日本の現状を
本当に理解していないとしか思えません。
無責任極まりないと怒りを感じます。
震災前後の電源構成の比較(2012年)
資源エネルギー庁によると、日本の総発電量に占める原子力の比率は、
震災前の2010年12月に32%が、2012年12月は2%まで減少。
代わりに石油等とLNG(液化天然ガス)の火力発電が、それぞれ4%から19%、
33%から47%に増加しています。
石炭(24%)を含めると、火力発電全体の比率は6割から9割まで上昇しました。
水力発電は6~7%です。現在は原子力が0%になっています。
問題は電気料金が上がっていることです。
2010年と2012年の国全体の燃料費を比較すると、
約3.6兆円から約6.8兆円に増加。
これに伴い、電気料金はどんどん上がっています。
4月消費増税をして、さらに電気料がどんどん上がる中、企業や会社は
どうするのでしょうか。家計は大丈夫でしょうか。消費増税で景気の腰折れ
になり、その上電気料金の値上げのダブルパンチです。
中東で有事が起きた場合、さらに原油の値段が上昇、もし戦争が
起きれば、中東からの石油がストップする可能性もあります。
また、中国 の海洋戦略により、南シナ海と東シナ海を中国軍に押さえ
られたら、尖閣諸島等で問題あったりしたら、即海上封鎖されれば、
日本に入る原油のみならず、他の食料や原料を輸入する船も押さえられて
しまい、日本は何もできなく衰退していきます。
そうなれば、原発もだめ、火力発電もだめ、電気の節電などの対策では
すみません。最悪ロウソクの生活になります。国の衰退どころではありません。
この原発問題は日本という国の運命を握る生命線であることを認識すべきです。
原発反対をするということは、日本の運命を中国をはじめ他国に
ゆだねる選択ということになります。
もともと原子力発電はエネルギー自給率4%の日本、オイルショックの
教訓から原料をほとんど海外から輸入している現状を打開する為のものです。
安全性が確認された原子力発電は一刻も早く稼動させ、安定した電力を
供給することは政府の大事な仕事であることをしっかりと認識して
いただきたいです。
なぜ安部首相がアジア・アフリカに行って外交をしているのでしょうか。
なぜ原発を推進しているのでしょうか。その背景にはエネルギー問題が
日本の生命線であることがわかっているからです。
東京都知事選で『脱原発』を争点にすること事態がナンセンスです。
それがわからない元首相の方々には開いた口 が塞がらない状態です。
それに輪をかけて煽るマスコミには、どこの国のマスコミなのか、
本当に日本のことを考えているとは思えません。
私たち国民が良識を持つことこそが今求められています。
正論を正々堂々と訴え続ける幸福実現党の使命は、真実を訴え続けることに
あります。
世論を正しい方向に変えることです。
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