「緊縮財政」「財政健全化」「赤字国債からの脱却」「プライマリー・バランス」とかで、評判の良くない麻生太郎元総理で現財務大臣がですが、二点だけ我らに期待を裏切らなかった英断があることを知ってますか?
その一つは、AIIBに参加しなかった英断と、あと一つはカン国とのSWAPを解消したことだろう。
「AIIB、あの金利で貸し出すのは、サラ金のようなもの」と言ってのけ、日本とアメリカが参加を拒否したのは、2014年で台湾、北朝鮮も参加していないが、台湾は中国の主張する一つの中国であれば当然参加できないだろうし、北朝鮮に至っては、経済の仕組みが不透明過ぎて、及びじゃないというのが本音だ。
あとの一点である、「カン国とのSWAPを解消」は従来あったSWAP協定を、カン国が期限切れで再協定を拒否したからで、「なにも借りる必用が無いと断らえれたものを、なんとか借りてくれ」と頭を下げるのはバカバカしいことだと並み居る記者団を煙にまいた「太郎節」は未だに記憶に新しい。
結構人気のある麻生太郎元総理で財務大臣だが、どういうわけか、財務官僚にはお誂向きの財務大臣のようで、「緊縮財政」「財政健全化」「赤字国債からの脱却」「プライマリー・バランス」に固守するのが不思議なくらいだ。
かすかな期待は、近未来の対中国戦争に備えて、防衛予算の大幅拡大と、戦時の日本列島に、米軍の他、英国、フランス、豪の兵站機能を置くべく予算確保をどーんと実行し、国民の付託に答えるステージ、幕間に記者会見し、「非常時には非常時の財政采配があるが、なにか?」と、顔を傾き加減に上目でにらみ回せば、いきり立つ某朝日、毎日、共同の記者等が卒倒する場面だ。

その中にイソコもいるかも知れないと思うと、対中国戦の前の、対中国際包囲網がガッツリと形成されることを念じたい。