2013年3月に国家主席に就任した習近平は、同年6月9日、ハワイで、就任二期目のオバマ大統領と首脳会談をし、そこで提案されたのが米中による太平洋分割だった。

これはハワイを含んで、東が米国、西側を中国で分割するもので、流石にトロイオバマ大統領でも、この提案を一蹴した。
習近平にすれば、米国社会が人種の構造を越えてオバマ大統領を選出し、その政権がすでに二期目にあることから、あながち無謀な提案ではなかったと認識してたはずだ。
当時すでの米国人口動態調査では、2040年代後半、あるいは2050年の米国有権者の構造で伝統的な白人比率と、アフリカン、ヒスパニック、アジアン系米国人と構成比率が逆転する調査・情報がすでの公開情報になっていた。
一帯一路計画の推進により、40年代の大統領選で、アフリカン、ヒスパニック、アジアン系大統領が実現する可能性を掌握しており、米国内の非白人系アメリカ人の高学歴者構造では、China系米国人の優位性がしてされていたし、そのことは、昨年の米国大統領選に関わるディープな情報で、彼らが、政権内や、政権を取り巻く環境ないで、着実にポジション増やし、優位な位置にあることを直接、間接的に複数の報道で認識させられた通りだ。
登場した多くの評論家、ジャーナリスト、キャリア官僚に、日系人の顔はほとんど見ることができなかったことからも、それは容易に想像できることだ。
2008年に副主席になってのち2013年の国家主席に就任する前年、PLA(自民解放軍)を統括するCCP中央軍事委員会主席に主任するなどから、統一戦線部やPLA内部の戦略研究のアウトラインは熟知できる環境にあったことは容易に想像できる。
つまり一帯一路計画の進展でユーラシア大陸あるいはアフリカ西岸から、大西洋へ東進すれば、その時点で中南米すら影響力下に置く構想が実現は容易だろう。
その時点で彼らの計画では当然、台湾の併合は終わっているはずだから、中国となった台湾の東海岸を橋頭堡にしてグアムを含む第三列島線かからハワイどころか、米国西海岸へ侵攻も、中南米からの北進、東海岸への侵攻も、ヘタレなカナダを攻略してれば、南下も可能になるくらいの妄想を絵に書いていても不思議は無い。
つまり北米大陸を204X年に東西南北から包囲し、2045年の大統領就任式、あるいは2049年の就任式にChina系米国人が大頭領に就任した時には、完全に世界制は、中国による世界覇権はオセロゲームの最後の一手で盤上にはパンダマークがついたコマが並ぶことになる。
これが、2012年前後から一気に加熱され、2014年に成立したAIIBであり、それよりさらに先行していた一帯一路計画であったことは確実だ。
そして、20年のコロナ禍で、同年2月前後の世界中の衛生資材防疫関連資材の買い占めが整った頃、武漢・中共ウィルスは中国の野望実現の最適な戦略兵器になることを悟り、世界覇権戦略を前倒しにしたとしても不思議は無い。
なぜなら、生物化学兵器が、有効な世界戦力のツールと認識した時点で、もう後戻りはできない状態に自らを追い込んだ、つまり、中途半端にやめて妥協することは、途方もない、しかも生命の存続すら認められない制裁が課せられることを、CCPの中核とPLAの中核は自覚しているはずだ。

その意味で、2013年米中会談よりはるか以前に、一連の世界戦略とその背景には世界最終戦争を想定したに違いないと確信する。
目ざとく利ざといCCPあるいはPLAの研究者が、鄧小平が主導した「韜光養晦」時代に、石原莞爾の世界最終戦争論1940年の小冊子は読破していたと想像するのも容易なことだ。
まさかこの世界最終戦争を赤壁の戦いと見立て、CCP・PLAが劉備軍と勘違いしてないだろうか(笑)
宮崎正弘氏の著書が読みたい。
※直球ドマン中の過去記事がありましたデス