常連客のAさんは、kazanとほぼ同世代だが、浅草観音裏にある行きつけのというより、夜8時半過ぎから9時半位になるといつもの面々が、それれぞれの歌が入るの順番待ちのような、たまり場的安スナックで、断凸のエンターテイナーです。
とにかく上手い。。。
下品な言い方で恐縮ですが、歌でオンナ心を開く位、上手いAさんの、というより、Aさんだけが唄う田辺靖雄の「東京で一番さみしい女 」。
初めて聴いた時、田辺靖雄の歌だということも知らないで、kazan如きはアホだから、当時はどこへ行っても、モテようと、もっぱらムード歌謡系や、裕次郎系をセコセコ唄っていたものでしたから、今思えはまるっきりの道化者でつまりピエロのようなものでしたデス(汗)
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Aさんの唄う歌を初めて聞く女性客は、表情が変わるから、他の男性客は敗北感に打ちのめされたようになります。
情感・ムードは田辺靖雄の上を行くレベル
こうなるとAさんは、もはやキケンな女性の敵どころか、男性の敵的存在です。
グヤじいから、眞露のウーロン割をがぶ飲みし、ウーロン割のがぶ飲みで肝臓が弱った男どもは、持参・持ち込みした春とか秋とかのウコンでウコン割を。。飲む始末です。
持参のウコン、初めは知らないから、「なんで持参してまで凝ったウコン割を飲むのか」訪ねた事があります。
シャーシャーと、答えましたね、「肝臓にいいから。。」
即行でツッコミを入れたのが「肝臓が心配なら、飲まなきゃいいじゃないの。。
江戸っ子の切り返しが良かったデス、
「飲まなきゃ、眠レねェ~から、睡眠不足になって、身体に良くネェ~、べらぼうメッ」って、逆に切り返されたです(笑)
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当時、助平根性で、どこかの店で「kazanもあやかろう」と、浅草松屋・馬道対面の神谷バーの並びのカラオケボックスで、人知れ歌い込んだのですが、おんな心を開くどころか、水を掛けられるくらいの不出来で、今だに外で唄ったことのない歌です。