刺さない鍼灸師の日記

治療をして、思った事や感じた事を書いていってみようと思います。

もらう、もらわない。

2017-12-21 13:02:25 | 日記
この前の日曜日、10年近く乗ってきた車を
手放しました。修理代がかなりかかるということと、
20年近く、常に車が側にある生活をしてきたので、
”車の無い生活ってどんなもんだろう”
という興味もあり、葛藤はありましたが、手放しました。
車が、引き取られ、自分の視界から消えて行く時に、様々な思い出が
よみがえり、グッと来るものがありました。
11年間ありがとう。

さて、
よく、治療をしている際に、患者さんから、
”もらわないんですか?”
ということを、良く聞かれます。

しかし、もらうって一体なんなんでしょうね?
眼に見えない、患者さんからの余分なエネルギーを
もらうとか、邪気をもらうとか、色々な事があるのでしょう。

患者さんに、触って治療する以上は、
”もらう”ということは、当たり前というか、
それも込みで治療をしていかないといけない。

それと、
もらってしまうと言う事は、これは、治療する側の問題
なのかなと思ってしまうのです。
治療する側も、人間ですから、肉体的な問題や、精神的な問題を
抱えつつ、治療に望んでいるかもしれない。

それが、眼に見えない形で、何かがピークとなった時に、
患者さんの見えないエネルギーを受け止めきれなくなり、
治療は出来るんだけど、
あとで身体に来て、負けてしまうのかしら、と思うのです。
(この考えは、あとで変わってくるかもしれません)

なので、治療者はいかに、肉体、精神的によいバランスを保ちながら
もらっても、それをいなしていけるくらいの状態にして、
治療に望んでいかないといけないですね。
治療を続けて行ける身体を作っておかないとね。

予防という訳ではないのですが、
僕は、治療院を閉めた後に、1日おきくらいに、ランニングをしたり、
お風呂に入った際に、塩で(粗塩ね)身体を洗う、
風呂から上がる際に、慣れが必要ですが、冷水をシャワーで全身に
浴びる(今の時期は滝行!)なんて事はしています。
あとは、精神的に溜め込まない。
あまり食べない様にするとか、
よく寝るようにするとかですかね。

ある方に、昔、患者さんを”触る”ということは、
患者さんの身体の障害を"障る”ということだ、と言われました。

障って(触って)
身体の障害を治して行くエネルギーが、治療者には求められる。

そのエネルギーが、空にならない様に、常に満タンくらいの
気持ちで、色々とおもしろがってやれれば良いのかな
と思います。

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