足早に春は過ぎ行き、桜もまた散り行く。秋とは違った感傷的な気持ちになる時期である。桜の潔い散り様に自分もそうありたいと思うからだろうか。卒業のシーズンだからだろうか。旅立ちの時だからだろうか。 新しい明るい出発の時だと思えないのは年を重ねすぎたからだろうか。いつか必ずやって来る人生の卒業の日まで、とりあえず頑張ってみるとしよう。