って言っても、塾で毎回やっている小テストなのですがね。
教科書の本文を暗記するだけのテストなので、
頑張れば誰でも満点とれる、
いやむしろ、満点で当たり前なテストです。
でも、Ｇ君にとってはスゴイことなのです。
Ｇ君、３月の最初の英語の授業からずっと
「英語は無理だから」
「英語わからん」
って言い続けてました。
というのは、今まで（小学校の授業以外で）英語を勉強したことがなく、
他の生徒たちは、もともと小学生からひまわりに通っていた子たちはもちろん、
そうでない子たちも他所の塾で英語を習った経験があり、
そのことに対してすご～～～く引け目を感じていたのですね。
自分はあれもこれも初めて聞くことばかりなのに、
周りの子は「ああ！知ってる！！」と言う。
周りの子たちはなんだかスラスラ読んだり書いたりしてる。
もちろん、塾ではどんなに習ったことがあると言っても、
全然完璧じゃないのは折り込み済みで、
最初から全部説明します。
知っていても間違えちゃうポイントや、学校のテストではこういうことがきかれるよ、っていう話もしながら、
I am ～．You are ～．からやり直します。
だから、Ｇ君も全然心配しなくて大丈夫だし、
４月から初めて英語を勉強するってのが大方の生徒なんだよって何回も説明したけれど、
「もう、英語キライ」
とかまでいっちゃってて、
どうしてあげたらいいのかなあって悩んでいました。
そのＧ君が、です。
ついに満点をとれたのです。
「だって、メッチャ練習してきたもん！」
超嬉しそうなＧ君。
先生も超嬉しい！！！
大事なのはあきらめないその気持ち。
「どうせできない」
って言ってたら、いつまでも出来ないけど、
「できないからやらなきゃ」
っていう前向きな気持ちで乗り越えたＧ君には本当に拍手！
もちろん、一回で終わっちゃダメで、
これを続けなきゃいけないんだけれど、
やれば出来るという経験は、これからの英語の勉強を少し楽しくしてくれるのじゃないかしら。
それにしても・・・・・・、
ふがいないのはその他のピープルですよ？
最初に満点とって当たり前と書きましたが、
この日合格できたのは・・・たった二人です。
おいおい、どうした？
もう受動態まで習ってるんじゃなかったのかい？
前の塾でメッチャ覚えさせられたんじゃなかったのかい？
油断大敵。
小学校までの英語と同じつもりでいてもらったら困ります。
出来るなんてタカをくくっていたら、あっと言うまに追い越されますよ。
Ｇ君の頑張りが、他の子たちへも良い影響を与えてくれたらと思います。
