ひまわり進学ルーム

冬の星座はオリオン

今、中3生の理科の授業は天体!
たびたび「オリオン座」が出てきます。

Aちゃんが、
「先生、この前メッチャオリオン座見えたよ。」
というので、
「そうやろう!今の時期、メッチャ目立つよね!」
と話が弾んでいたところ、

Nちゃんが、
「ウチ、星座って見たことない。」
「え、だって、星なんていっぱいあるから、どれがどれかわからんくない?」
と、もらし。

「大丈夫、オリオン座だけはわかる。見ようと思って見なくてもオリオン座はわかる。ね?」
「そうそう。メッチャわかるよ。」
「えーーー。うそぅ。」
「ホントホント、あ、じゃあ、今日帰る時に見ようよ、すぐわかるで。」
「え?ホント?やった!」
というわけで、授業後にみんなで空を見上げて見ました。

お向いの駐車場から一列になって空を見上げ・・・
「あ、アレアレ!」
残念ながら、自分のとこの電気がまぶしくって(←アホ)
ちょっと見づらかったのですが、
それでもわかりました。オリオンちゃん。

初めて見たというNちゃん、F君は大感激!
「うわ、あれか。初めて見た。」
「やったー。分かった~♪」

すると、今度は
「ねーセンセ、Wの形のヤツはなんやったっけ?」
「カシオペヤ座?」
「そうそう、ソレ。オレそれ、この前みたよ。」
「え!何それ、どこにあるの?」
「うーん、どこやろ。」
「カシオペヤ座は北の方やね。」

「ねー先生、アレ、北極星?」
「北極星は探すの大変やて。2等星やから、あんま明るくないし。ってか!そっち北じゃない!!」
「あ、そうか!てか、え!?北極星って明るくないの?」
「じゃあ、アレ何?あのメッチャ明るいの。」
「ねー先生、あっちの虹色みたいに瞬いてるのは?」
「え~~~、星一個一個の名前まで詳しくないよ~~~、なんだろう?あんだけ目立つから名前のある子やと思うけど。」

寒空の中、生徒の興味は尽きません。
教科書を飛び出しての授業、とても素敵です。
教室で習ったことについて、こうやって興味を持ってくれるコト、
ホントに教師冥利に尽きるって言うか、
教えてて良かったと思える瞬間です。


そしてそして更に!
土曜日の演習の時に、
中2の男子が得意気に、
「ねー先生、オリオン座の形ってこれであっとる?」
いきなり英語のプリントに書いて見せてきます。
「うん、あっとるよ、よく知っとるね。」
「うん。この前帰る時に、T先輩とF先輩に教えてもらった~♪」

なんとまあ、嬉しいこと。
これが勉強ですよ。

「知る」ことは楽しい。
身の回りの色んなことを「知る」愉しみ。
そして知ったことは語りたい。

これを感じられる生徒ちゃん達で、本当に私は幸せ。

これからもいっぱい色んなことを勉強しようね。
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