しかし数日前 私は思い至った。人間的な能力はいろんな方面での能力がある。私は直感力、 瞬間の判断力、暗記力その他もろもろ彼らと張り合うことはもはやできない。しかし経験を積むことで発達を続ける結晶性能力と言われる言語力、洞察力、社会適応力、コミュニケーション力はまだまだ磨ける、できないことは諦め若い者にお任せし、より広い視点で太陽発電光のように仕事ができたらいいのではないかと思った。
そう思いつつ ヘトヘトのいつもと変わらぬ夜勤明け。仕事上がりに若いスタッフさんに 「この半年間 めっきり 体力が落ちてね〜」という話をしたらそのスタッフさんはパッと顔を明るくして「私なんか もっと前からそうですよ。○○さんは よくできているな、すごいと思います!」と真面目に言ってくれたのだ。この年で夜勤やってる。これだけでも健康で体力もあり、恵まれている証拠だ。そして私はふっと気が抜けて気持ちが明るくなった。本当に辞める時は自然にそういう気持ちになるもんだ、この職場でも自分より高齢のスタッフさんが辞めていくのを見てそう思っている。だから私もそう思う日まで毎日の業務を淡々と自分をいたわりながら続けていきたいと思う。