滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2024.01.28 比良山/武奈ヶ岳@雪の造形美にほれぼれ(前編)

2024-01-28 18:13:21 | 比良の山と滝

2024.01.28[イン谷口08:28〜08:36暮雪山多目的保安林駐車場08:52大山口09:28青ガレ09:56金糞峠09:5910:03金糞峠西側下の分岐10:07ヨキトウゲ谷入口の分岐10:25上林新道四辻10:2611:10コヤマノ岳11:16パノラマコース分岐11:21コヤマノ分岐11:35武奈ヶ岳11:4011:53コヤマノ分岐11:58パノラマコース分岐12:07RP八雲312:24八雲ヶ原12:50〜13:11RP八雲113:35金糞峠西側下の分岐13:3613:41金糞峠13:4514:09青ガレ14:1514:35大山口14:3614:42暮雪山多目的保安林駐車場14:4314:49イン谷口](距離11.62km 累積標高1129m)

 

週末は土日のどちらか一日3週間ぶりに休みが取れそう。雪も降ったので比良に行かなくては。以前は冬のシーズンいつ登っても雪と戯れられたが、近年はそういうわけにいかない。冬に忙しいわたしにとっては気象条件と休暇を合わせるのが年々難しくなってきている。体調は良くないけれど今シーズンはもしかしたらこの週末しかないのではないかと思うと、行かずにはいられない。
冬用タイヤは履いていないので土曜日はイン谷口まで車で行けるかどうかわからないというわけで日曜日に。それでも時間が早ければ凍っていてスリップするのではないかとやや遅れて出発。その予想がピッタリ、イン谷口手前の駐車スペース残り2台に滑り込み。

さて、いつものことだけれど、どこを登ろうかと思案。今はちょっと体力に自信がないので、まずはノーマルにいこうと金糞峠方面に。正面谷駐車場で早くもチェーンスパイク装着。上着も脱ぎ肌着と薄手の長袖シャツに。
寒がりでここ数年は特に寒さに弱くなったなぁと実感するのだが、体を動かすとすぐ暑くなる。何故か山では寒さはあまり気にならない。
でも指先は冷える。12月初旬から既にシモヤケができて、足指のひどいところは紫色になり痛む。歩くのが苦痛かなと心配していたがどうやら大丈夫そう。
さらに五十肩でザックを背負う時に一苦労するわ、8年前の肘の骨折跡がこの冬は痛み出すわ、持病の手首より先の関節痛もあるわ。ボロボロですが山には登りたい。

隠れ滝に寄り道ご挨拶。雪はまだ解け出していないようで水量は少ない。
第一ルンゼは多くの人が入っていそう。しっかりとした踏み固められたルートができている。金糞滝へのご挨拶は帰りにしようと通過。堰堤のツララも帰りに。
金糞峠直下では一時青空が覗くがまたすぐに雲に覆われる。日射がない影響もあって雪は程よく締まっている。樹上の積雪の落下もなさそう。午後は一時雨という天気予報なので、本降りにならない限り、下りもシャーベット雪に悩まされることはなさそう。

金糞峠からの眺望はイマイチ。風は弱い。武奈ヶ岳方面はガスに閉ざされている。
ヨキトウゲ谷から中峠経由でコヤマノ岳に行こうと思う。ところが、上林新道との分岐から先の谷筋はノントレース。ワカンは持ってきているが中峠までは雪深く、ちょっときょうのわたしには体力的にキツいかも。
どこかでワカンを履きたいので武奈ヶ岳北稜か東稜にしようと思い、ここは上林新道経由でコヤマノ岳に行くことにする。

上林新道も上部のスギには新雪がいっぱい積もって重そう。重みでしなっている枝もある。風もほとんどなく日差しもないので吹き飛ばされもしないし解けもしない。もうしばらく辛抱してください。
スギがなくなるといよいよブナ林。霧氷がどの木にもできている。あまり発達はしていないもののコヤマノ岳山頂付近ではあたり一面白銀の世界。青空なく青と白の美しいコントラストは見られなかったもののモノトーンの世界も幻想的で素晴らしい。

武奈ヶ岳への最後の登りにかかると山頂方面からすう〜っと灰色のガスが降りてきた。視界が閉ざされ、山頂では20〜30m先が見えない。
風なく寒くはないが眺望は皆無なので居ていても仕方がない。
北稜の雪庇を見てみたかったが、この濃いガスでは楽しさは半減。体力面の心配もあって急にテンション下がってしまう。

まずは八雲ヶ原まで下りて昼飯としよう。再び霧氷のブナ林を通って旧ゲレンデを下って八雲ヶ原へ。大勢の人が休んでいる。
きょうはステンレスボトルに熱湯を入れ保温剤で幾重にも包んできたが、昼飯時間が遅くなったこともあって、随分と冷めてしまっていた。カップラーメンに注ぎ倍の時間をおいたが完全に麺は解れず。ガスコンロ持ってくればいいんですけど、何分に邪魔くさがり極まりないのでダメですね。まあ極度の猫舌でもあるのでいいのですけど。

さて北稜に行かなかったので十分に時間はある。奥の深谷のモコモコ渓谷をゆっくり写真に収めつつ金糞峠へと向かう。
この間誰にも会わず。イン谷口にたくさんの車が止まっていたことを思うと、道中たくさんに人とすれ違うかなと思っていたが、登りの正面谷で2人、その後コヤマノ岳までは誰にも会わず、武奈ヶ岳山頂や八雲ヶ原は別としても、奥の深谷でも誰にも会わず。みなさんどんなルートを辿っているのだろうか。

金糞峠からは、登りに通過した堰堤のツララ群に寄り道し、さらに金糞滝にもご挨拶して下ってゆく。

 

イン谷口
ノーマルタイヤではここまで

 

大山口手前
もう暑くなってきました。肌着と長袖薄手シャツだけになります

 

隠れ滝
水量少ないですね

 

青ガレ

 

雪の妖怪現る!

 

金糞峠手前
青空がのぞいたのはこの辺りだけ
サングラス取り出すまもなく再び曇りました

 

よくツララができる大岩にて

 

雫のように滴る雪
次から次へとフワフワの雪が滴る。面白いのでしばらく見惚れていました

 

金糞峠(ちょっと南へ)からの景色
琵琶湖上の雲海と上層の雲の間に、奥島山と鈴鹿の山々が見えています

 

これはなんの動物の足跡だろうか

 

アッ、雪見だいふくだ!

 

奥の深谷にて
新雪の後はこの風景が楽しみ

 

もう一枚

 

上林四辻上の枝ぶりの良いスギの巨木

 

きょうは日差しもなく解けないので、落雪の心配はなさそう
しかし重そうです

 

(続く)


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