滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2022.04.10 六甲山/須磨浦公園から六甲ケーブル山上駅まで@暑さに対応できずまたまた全山縦走断念

2022-04-10 22:25:30 | 兵庫県の山と滝

2022.04.10[須磨浦公園駅06:56〜07:17鉢伏山07:1907:23旗振山07:2407:39おらが茶屋〜08:02栂尾山08:0308:15横尾山〜08:26須磨アルプス馬の背08:2708:32東山08:3508:57妙法寺08:5809:09野路山公園〜09:31高取山西峰〜09:38月見茶屋09:4409:56高取山-丸山登山口〜10:21鵯越駅〜10:52六甲全山縦歩路休息所〜11:14菊水山11:2111:41天王吊橋〜12:06鍋蓋山12:0712:29再度越12:3312:36大龍寺12:3712:49桜茶屋(市が原)12:5513:03天狗道分岐点〜13:43学校林道分岐〜14:01行者尾根下山点〜14:04イノシシのある展望地〜14:10天狗道マザーツリー14:11〜14:21掬星台14:3214:36摩耶石舞台14:3714:42〜忉利天上寺〜14:54杣谷峠〜14:59神戸市立 自然の家〜15:19三国池手前〜15:22三国池〜15:27三国岩〜15:34丁字ヶ辻15:3515:39藤原商店16:0616:08六ヶ辻〜16:13六甲山郵便局〜16:16記念碑台16:2116:36六甲ケーブル山上駅](距離28.07km 累積標高2392m)

 

西大路駅5:05→(JR/新大阪で快速に乗り換え)→須磨駅6:38→(徒歩3分)→山陽須磨駅6:52→須磨浦公園駅6:54
六甲山上駅17:00→(六甲ケーブル)→六甲下駅17:16→(神戸市バス16号系統)→阪急六甲駅→(阪急電車/西宮北口で特急に乗り換え/十三で京都線に乗り換え)→桂駅→京阪京都交通バス

 

六甲全山縦走は4回目のチャレンジとなる。過去3回はいずれも途中断念。
初回は1982年8月。真夏のかんかん照りの中、今は亡きデザイン学校時の友人とチャレンジ。あえなく熱中症寸前で市ケ原でダウン、布引滝から三ノ宮に下りた。
2回目は3年前の3月17日。下界では雨、山上では雪に降られ、防寒対策をしていなかったこともあり、体が冷えて動きが鈍くなって、ガーデンテラス手前で断念、油コブシ経由で下山。
3回目は2年前の10月11日。この日は10月とは思えぬ暑い日で、摩耶山への登りで両足がひどく攣って、ヒーヒーいいながら摩耶まで登ったもののここで早くも断念。足の回復を待って青谷道で下山。
この時に、もう縦走チャレンジは終了すると宣言したにもかかわらず、最近になってメラメラと再チャレンジしたいという欲望が再浮上してきた。懲りない奴です。

そして今回4度目の挑戦。
今回の挑戦の一つの理由として、ちょっとたいそうにいうならば、自分自身の気持ちの整理というものがあった。
ちょっと理由あって、この先の登山スタイルを変えなければいけない状況になりつつある。つまり険しいバリエーションルートや沢などは、今までと違って体調的にリスクを伴うため、一般ルート中心のコース取りになることが多くなるだろう。
そうすると険しいルートを歩きたいという欲望を、何かほかの登山スタイルに変換してやって、紛らわすというわけじゃないが、自分自身を納得させる必要があるのじゃないかと考えるわけで、その一つとして長距離を歩くという、辛いけど達成感を味わえる登山方法はあるんじゃないかと。
そんなわけで試しに六甲縦走をもう一度やってみようと思ったわけだ。

さて、今回の挑戦、やっぱり宝塚まではかなりの距離を残しての断念となってしまった。
過去3回のように、今回もまた気温に悩まされてしまった。
確かにこの日は暑くなるという予報が出ていた。京都では最高気温が27℃の予報(実際には27.9℃を観測)、だが神戸の予報は21℃だった。盆地地形特有の無風状態での空気の淀みで、どんどん空気が熱せられて気温上昇するのではなく、海沿いの空気が流れる地域は、それほどの気温は上昇しないのではないかという予報だろう。
この気温なら山歩きにはちょうどいいのではないか、山上では20℃には達なくて涼しいくらいで問題なさそうと思ったので、予定通りにこの日に決行。

ところがこれは大誤算だった。
いわゆるピーカン、雲ひとつない快晴で無風。住宅地や尾根上の日陰のない場所では、正面からではないものの直射日光が降り注ぎ、数値以上の暑さを感じる。
大量発汗なので、常に水分補給をしなければ脱水症状、熱中症になりかねない。
途中までは休むたびに、エネルギー補給としてパンやエネルギーゼリーなどを口にしていたが、菊水山山頂でパンを食べたのを最後に、胃が食べ物を受け付けなくなってきた。無理に水でパンを流し込むが胃が気持ち悪い。

そんな状態でも足に疲れはさほど感じず、バテることもなく、そこそこのペースで摩耶山までは登れた。
2回目、3回目のオーバーペースを反省して、今回は少しゆっくり気味のペース配分で予定タイムを立てていたが、それよりも早く歩けていた。
ところが、摩耶山からはやや疲れとスタミナ切れの兆候が見えて、足も攣りそうになってきた。でもこの地点ではまだ宝塚行きは諦めてはいなかった。
藤原商店まで歩き、無理矢理でも何かを食べて、十分休んで体力回復を待とうという計画。

さて藤原商店についたものの、食べられそうだと思って買ったのはリンゴ1個。あとのものは見るだけで気持ち悪くなる始末。
表のテーブルで、切ってもらったリンゴを食べ休憩するが、日陰ではないこともあり体力の回復は見込めそうもない。
この先もう少し歩けるだろうが、宝塚まではまだまだ距離も残している。ガーデンテラスより先からはエスケープ下山ルートも距離が長いので、無理はできない。
色々と思いを巡らすが、完全にバテるまでに、ここで山を下りることを決断する。

そうと決まったら、もうチャッチャと下りてしまおうとケーブル山上駅を目指し、観光気分で神戸の街を見下ろしながらケーブルカーで山を下りる。

今回は、寒かった冬からの春の訪れは例年以上に急な変化だったため、体がまだ暑さに対応できていなかったことが最大の断念理由。
そして、住宅地や山上の舗装路を歩くなど、面白みにも欠けること、その他諸々の理由で今回で六甲全山縦走の挑戦は終わりにしたい。今度こそ。
歩いている途中、今後の登山スタイルについても色々考えた。結果、気の向くままその時その時の状態で好きに登ればいいじゃないか、何よりも山を楽しもうという結論に至った。

 

須磨浦公園駅でネコと遊んでからスタート

 

桜は半分くらい散ってしまいました

 

最初は鉢伏山
ここでも桜は終わり
でも花びらの絨毯がキレイ

 

旗振山からの眺め(東方面)

 

高倉山から次に登る栂尾山と横尾山を望む
ここから長い階段を下ります

 

 

(コバノ)ミツバツツジが満開

 

栂尾山からの眺め
高倉山・鉄拐山・旗振山・鉢伏山の山塊と、右にかすかに明石海峡大橋

 

馬の背から東山(右端)と奥に高取山

 

馬の背の鞍部に向かって下ります
一段の幅が狭い!

 

馬の背を振り返る
コース中唯一の面白いルートです

 

(コバノ)ミツバツツジと横尾山

 

東山から次に登る高取山を望む

 

ヤマブキ(高取山にて)

 

ムラサキケマン(鵯越駅先にて)

 

菊水山まで来ました

 

菊水山から次に登る鍋蓋山を望む

 

天王吊橋から菊水山方面を振り返る

 

鍋蓋山へも順調に登る

 

鍋蓋山より今まで登ってきた山々を振り返る
奥に明石海峡大橋と淡路島

 

再度越までの途中から神戸の街を眺める
摩耶山からの眺めより、山々の奥に神戸の街が見えるここから風景の方が私は好きです

 

新緑も鮮やかになってきました
市ケ原に向かって下る途中の橋の上から

 

定番の摩耶山からの眺め

 

キブシの花

 

藤原商店までやってきました
暑くてバテ気味なので固形物が口に入りません
かろうじてリンゴは食べられました

しばらく休みましたが体力が回復しません
この先はエスケープルートも長いので、ここで縦走を諦めることにします

 

それならチャッチャとケーブルで下りてしまいましょう
六甲ケーブル山上駅から

 

チャッチャと観光気分で下りてきました


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