~縁筆~ 平野健司 言葉の工房

自作品の紹介のほか、作詞やコピーライティングを考える場として
皆さんと一緒に成長させていきたいです。

lylic180404 同級生

2018-04-04 23:56:52 | lylic
同級生

かわらないね。って言うあなた
忘れかけていた瞳が微笑んだ
うれしかった いまのあなたが
昔のままでいてくれて

すきなひとができたときの
すこしくすぐったい気持ち
思い出すね春の日 席替えは
あなたとわたし机をならべた

わたしはちょっぴり夢のなか
丸襟のブラウスに
蝶のリボン揺らしている

いくつかの街で暮らし
いくつかの恋を知り
ああ わたしたち
おとなになったのね

よく似合ってるスーツにネクタイ
選んでくれるひとできたと聞いたけど
幸せそうでよかったと
わたしはそっとつぶやいた

いくつかの街で暮らし
いくつかの恋を知り
ああ わたしたち
おとなになったのね

テラスの外はひとあし早い
春のそよ風に
パンジー咲いている



出会いと別れの季節、春。思い出すひとも、これからのひとも。
はじめて楽曲になった詞です。

ホームページはこちらから
https://hiranokenji.jimdo.com/


lylic180403 春霞

2018-04-04 00:24:02 | lylic
春 霞
          

やさしさにふれた瞬間
忘れかけていた
あたたかな記憶
呼び戻したの

きのう・・そして明日
たたんでしまった
ダイアリーの栞
そっと開くように

忘れずにいてくれて
うれしかったよ
春は霞のなかに
うみどりが鳴いている


黄色く芽吹く山里
潮香る海岸通り
短い列車とバスは
追い越し追越され

きみと手をつないで
歩いているような
ふるさとはいま
そんなやさしさに

忘れずにいてくれて
うれしかったよ
春は霞のなかに
うみどりが鳴いている 



2011年のあの悲しい出来事をきっかけとして作った曲です。僕からのメッセージ、というおり僕から僕へのメッセージであります。

こちらからお聞きになれます。

https://hiranokenji.jimdo.com/works/