~縁筆~ 平野健司 言葉の工房

自作品の紹介のほか、作詞やコピーライティングを考える場として
皆さんと一緒に成長させていきたいです。

lylic180408 春の雪

2018-04-08 19:25:55 | lylic
春の雪


四月 降り積もった雪に
桜は枝をしならせて

月照かりと静寂に
そっと息をひそめている

思い出すの 
あふれだしそうな涙を
じっとこらえた日々

膨らんだ薄紅の蕾は
あの頃のわたしのようで



そよ風に雪どけるように
寂しさも薄れてゆく

めぐる季節と太陽に
新しい恋にも出会うでしょう

忘れないでねって 
わたしのわがまま あの人へ
そっと届けてほしい

春の日は薄紅の花びら
心に染めていたいの



我ながら、振り返って読んでみると、「なごり雪」の返歌みたいだな。
あんな名曲をつくりたい。と、いつも思っているからかな。

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lylic180407 TOP OF THE WORLD

2018-04-08 00:17:58 | lylic
TOP OF THE WORLD     


改札口 カードをかざし
駈け上がるヒールも軽やかに
息づいた街とわたしは
ちょっと素敵なワンシーン

ウインドウ写す
ルージュは初夏の色
ストライプの半袖を
風もつたうわ
         
どんなことでもできる気がするわ
あなたがそばにいてくれるなら
どんな時も愛しているわ
あなたは最高の恋人
    

ビルを潜(くぐ)るモノレール
マッチ棒のようなテレビ塔
アーチを描く地平線も
息をかけたら消えそうよ

恋は魔法ね
きのうまでのわたし
みちがえるほどに
満たされている

たとえ世界が終りを告げても
あなたがそばにいてくれるから
どんなこともこわくはないわ
あなたを愛しているの

          

ビルの10階の窓ガラス越し、サンセットではなくて、地球が回っているようだった。
地球を動かすことができるんだ。・・・・・恋する二人には。

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