~縁筆~ 平野健司 言葉の工房

自作品の紹介のほか、作詞やコピーライティングを考える場として
皆さんと一緒に成長させていきたいです。

lylic180415 六月灯の頃

2018-04-15 18:01:20 | lylic
六月灯の頃


ふるさと離れた あなたのことを
今でもこうして 思っています
泣き虫だけど 優しかった
幼なじみの あなたのことを
ひとり歩く 境内は
祭囃子も すこし寂しくて
六月灯の頃 雨上がりの空は
きれいな 青色をしています

忙(せわ)しい都会の 暮らしぶり
心なしか 気にしています
お人好しで 優しすぎ
譲ってばかりでは いけませんよ
ふたり灯(とも)した 線香の
花火の音が とおくはじけて
六月灯の頃 故郷の空は
きれいな 青色をしています


小さな町に 時折届く
風の便りを 聞いています
いい人みつけて 一緒になって
幸せに 暮らしていると
別々に歩く 人生を
ほんの一瞬 巻き戻してみたくて
六月灯の頃 思い出の空は
きれいな 青色をしています

六月灯の頃 雨上がりの空は
きれいな 青色をしています



六月灯は、鹿児島地方に伝わる祭りで、夏の風物詩である。
想い想いを重ねていただければ・・・・。

鹿児島の歌びとさん、曲をつけて歌ってみませんか。
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