ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ NHK BS ドキュメンタリー「アフター・ヒトラー」

 TVドキュメンタリー「アフター・ヒトラー」(前編)を観た。
 戦争は、終結したからと言って、即刻、平和な状況が、現れるわけではないのだということを、つくづく思い知らされた。
 第二次世界大戦というのは、改めて思う。なにもかも破壊しつくしたのだ。

 ナチスドイツに連行され移送されたり、強制収容所に連れて行かれたり、戦乱を逃れて疎開したり、またドイツ兵の捕虜たちなど、そういう人たちが祖国へ戻るには、驚くなかれ、鉄道は破壊され、車両もガソリンもなく、徒歩しかなかった。勿論、満足な水も食料もなかったのだ。
 ナレーターは、千年前に戻ったようだと言っていた。

 破壊され尽くした町の瓦礫を取り除く作業も、なにもかも手作業でおこなわれなくてはならない。しかも男がことごとくいなくなったために、女性だけの手でそれがなされるのだ。
 
 よくもまぁ、ヨーロッパの街々は、現代のような街の風景に復興できたものだ。

 
 さらに、悲しくもリンチが横行し、女性たちはレイプされ、ポーランドで、たった一人の少年の嘘が原因で、40人ものユダヤ人を市民たちが虐殺するということも起きたのだ。


 戦争は、本当にいやだ。
 戦争は、本当にいやだ。


 奇しくも今日、天皇が、沖縄へ行っていたらしい。
 私は右翼的な愛国主義者ではないけれど、天皇が先の戦争に於ける昭和天皇責任への贖罪という思いがあるのなら、安倍なんか、クソだ、足元にも及ばない。
 
 天皇の方が、よほど適格に正確に歴史認識をしているかも知れないし、国際敵にも国内的にも当たり前の常識で、世情を理解しているかも知れぬ。
 
 

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