黒猫チャペルのつぶやき

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ラジオ体操と今年の花火

2013年07月28日 | みのりのつぶやき-成長の足跡

 夏休みがはじまった。今年は例年になく気合いの入っている私は、夏休み最初の月曜日から毎朝早起きして、地域のこども会ラジオ体操に参加。同じマンションのRくんと誘い合わせて朝から元気に体を動かしている。日中はお弁当を持って学童保育で過ごし、プール開放にも参加して泳ぎ、早寝早起き、実に規則正しい生活スタイルでもって夏を過ごしている。

 であるのに、金曜日の夕方から、不意に熱が出た。38度7分。これはいけない、明日は楽しみにしている隅田川花火大会であるのに・・・。早く熱を下げないとと気合いをこめアイスノンを枕に眠ったが熱は下がらず、翌朝かかりつけのM医院に赴きお薬を処方していただいたが、食欲も振るわず、一日寝て過ごしたのだが夕方には熱は39度5分に上がった。これじゃ花火は無理だね、という父殿母殿に「いやだ!屋上で花火見る!ポップコーンとカルピス持って屋上行く!」と駄々をこねた。外からは打ち上げの開始を告げる轟音が早々と聞こえてきて、テレビでの実況中継も始まっている。あんまり不憫に見えたか、それじゃあご飯ちゃんと食べられたら30分だけ、屋上で見ていいよと言ってくれたので、一生懸命ご飯とお味噌汁を食べ、トマトを2切れ食べ、いつもは大好きなお刺身は一切れだけしか食べられなかったがどうにか夕飯を終えた。用意していた飲み物とお菓子をもって屋上に向かおうとしたところ、それまで穏やかだった空から、沛然と豪雨が落ちてきた。テレビ中継の画面を見ても、それまで立て続けに打ち上げられていた花火の画像が止まって、出演のキャスターたちがあたふたとしている。「多分すぐやむよ。」と父殿は楽観していたが、間もなく、「隅田川花火大会は、中止になりました。」という発表がされた。実際のところ篠突く雨は一向に治まる気配を見せず、雷鳴も盛んに轟き、間近で幾機も飛び交っていた報道のヘリコプターも既にすっかりいなくなっている。とても花火どころではない状況なのは一目瞭然であった。不承不承、諦めて横になる。

「ポップコーン食べるか?」
「いらない。」
「アイスも、メロンもあるよ。」
「いらない。」

いつもなら大喜びする食べ物も欲しくはなく、花火が見れなかったのが残念だった。

「今度高崎で花火やるとき、ばあばの家行って見ようか?」
「行く! ばあばの家行く!」

ようやく元気になって、ばあばの家から見下ろす夜景に思いをはせる私であったが、寝る前に図ると熱は41度5分まで上がった。どうなっているのやら。

 猫のチャペルは、花火の音が聞こえ出したときから落ち着きなくあちこち走り回ったり側によってきて不安そうに身を縮めたりしていたが、雨に変わるとほっとしたようにベランダの網戸のそばで風を浴びて寝そべっていた。

 夜、父殿母殿と私の3人は和室の居間で枕を並べて眠り、チャペルは一人、ごはんと水のトレーとトイレを置いた洋間に閉じ込めて眠る。ドアを開けておくと、夜中でも顔のそばにやってきて鳴いたり、体の上をふんづけて歩いたり、足先をかじったりして安眠を騒がすからである。このところ、ドアを閉めておいても、レバー型のドアノブに飛びついて回し、ドアを開けて出てくる術を覚えたものだから、夜中何やら飛び跳ねている物音がしたと思うと、しれっとした顔でチャペルがぬっと現われてニャーと鳴く。ここ最近はついに、ドアに鍵をかけて眠るようにした。朝になってドアを開けてやると、何やらうらみがましい顔をして人をじっと見る。

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