別冊宝島社の没後25年特別出版 尾崎豊 Forget Me Not という
冊子を読んでいたら、また、DVD ozaki18を観たくなって
観てしまいました。

ルィードのデビューライブ盤です。

この時にこの13曲を歌ったと言うことは
当たり前ですが、既にこれらの名曲を作っていた…
改めて、凄いなと…曲もですが、言葉、詩が凄い…

以前、理学博士、脳科学者の茂木健一郎氏が尾崎について、語っています
、尾崎の唄はたぐいまれなるリアリティを感じると~
言葉がすばらしい~メロディーがすばらしい~言葉の使い方が的確~
芸術作品~芥川賞に匹敵する
なんか、褒めすぎ~と思ってましたが、
そんなこと無く本当に凄いと感じてます。


そして、MC も凄い…新人とは思えない度胸…

尾崎の最初のアルバムのサウンド担当をした、
西本明さん、この本(別冊宝島)のインタビューで
尾崎の印象を素朴で真面目な青年、無口で礼儀正しい、
(みんな、そう言いますね。)
よく話すようになったら、本当にいい人でフランクに
オープンに付き合ってくれるけど、芯には強く熱いものがある人だなと…
最初は(街の風景)だったかな、今思うと詩の比重が凄く
大きかったのかもしれません。こんなに言いたいことが
いっぱいあると言われても、僕はサウンド人間だったので
フーンと…言うくらいの感じでした。

実験的なことを、全部詰め込んでいるので
今の若者が聴くと当たり前でも、当時は先進的だった。
(卒業)なんかも言葉を入れたいが為にシンプルな
二つくらいのコード進行の繰り返しになっているので、
単調にならないように、ベースを変えたりして
バリエーションをつけるんです。
(十七歳の地図)では、Aメロで、4回くらい同じパターンで
繰り返していて、サビでパッと開けるかと思いきや、
メロディーが低いところに潜っていく、普通では
有り得なかったですね。だから、サウンドのレンジを
広げて、華やかにしたんです。

彼の歌は年をとるほどに、認識が改まっていく、
深まっていきます。フィルムを見直して、CDを聴き直して
歌は凄く良いなあと思います。
作ったときはこんなに長く聴いてもらえるなんて、
まさか、息子が知ってる曲になるとは…
と西本さんのコメントでした。
長くなったので、今日はここまでです。