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空港に行く道(全16話)
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ベテランの客室乗務員スア(キム・ハヌル)夫である機長パク・ジンソク
(シン・ソンロク)との間に12歳の娘がいるが、娘の教育方針が
彼女と違っていた。夫は娘ヒョウンには
グローバルな教育を受けさせて、広い世界を知り、素敵な女性に
成長してほしいと、願っていた。だから、
嫌がる娘を無理やり海外留学させることに。
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夫は、空軍出身のせいか、厳格な性格で
何故か、高圧的な態度にスアは逆らえずにいた。
母親であるスア(キム・ハヌル)は仕事で忙しく、
いつも、一緒に居てやれない、負い目から、娘の望みを
聞いてやりたかったが…
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結局、父親の命令でマレーシアにホームスティし、
そこで、女子サッカーに熱中した娘のパク・ヒョウン(キム・ファニ)
ルームメイトである、アニーと仲良くなり、楽しく過ごしたが…
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スアの夫パク・ジンソクとは客室乗務員で、新人の頃
彼からの猛烈なアタックで結婚をした。彼は独立性を重んじ、
他人を気にしない。 韓国式接待文化や、教育は嫌いだ。
そして、海外で過ごすことの多いパイロットの仕事に満足していた。
何よりも、ときめきがある。
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妻の親友のソン・ミジン(チエ・ヨジン)とは
結婚前に同棲していたが、今でも微妙な関係だ。
勿論、妻は知らない。
妻を愛しているが
家庭に縛られるのは嫌だった。
妻とは一週間に一度会えれば良いと思っていた。
物事も、決めてから事後報告。
それはスアには命令にしか思えなかった。
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そんな、気持ちの時、娘のルームメイトの父親であるドウ(イ・サンユン)
と連絡をとることになった。穏やかな包み込む感じの
彼にスアは、次第に、娘が留学でいなくなった寂しさを
共有するようになるのだった。
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そんなある日、ドウの娘が交通事故で亡くなってしまう。
娘の死を聞いても、妻のヘウォン(チャン・ヒジン)は
現地へ行こうともしなかった。
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実は娘のアニーは妻の連れ子だった。
しかし、ドウは実の子のように可愛がった。
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手元に置いておきたかったが、母親が強引に留学させたのだ。
ドウは娘と時々メールのやりとりをしてきた。
アニーはマレーシアの気に入った景色を送ってきたり、
また、ドウもこちらの夜景を送ったりしながら、
帰ったら、何処に行こうとか話し合っていた。
ソ・ドウは建築学科の非常勤講師で、結び匠人である母の
影響で、伝統方式の建築にも詳しい。妻のヘウォンは
陶芸専攻で今は学芸士として、働いているが
かねてから尊敬する結び匠人、コ・ウニ夫人の
息子を愛した。
ヘウォンは若いときに産んだアニーを放っておいたが、
娘と再会したときに偶然、ソ・ドウがアニーに
関心を持ったので、引き取り、そのおかげで
結婚にこぎ着けたと思っている。
だから、母親は娘の訃報を受けても、悲しむ様子も無く、
遺品は全て、処分してとホームスティ先に連絡した。
遺骨も現地で埋葬してと…
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そして、淡々と仕事をこなす妻にドウは戸惑いを覚える。
妻に黙って娘の遺骨を持ち帰ろうと娘の留学先に飛んだドウは
帰りの飛行機で偶然スアが乗務する便に乗り合わせる。
スアは既に仲良しのルームメイトの死にショックを
受けた娘を夫に相談せず連れ戻していた。
そして、スアは娘を亡くしたドウが気がかりで、
娘たちの留学先に立ち寄り遺品を持ち帰ってきていた。
ドウに渡そうとした、荷物がトラブルで届かなかった。
それを待つ事になり、結局、二人は朝まで空港で
一緒に過ごすことに。
ドウはスアが他人の娘のことであるにもかかわらず、
その死に胸を痛め、共に悲しんでくれる姿を見て、
心の安らぎを感じはじめた。
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いけないと思いながらも、惹かれ合ってしまうふたり
一線を越えないようにと定めた三無関係、
望まない 触れない 別れない も
揺れ動いて、次第に大きくなってゆく、相手への想いに
何故か無意味に思えた。
世間に言われる不倫ではなく、新たな関係を模索するふたり。
お互いの存在を心の支えとして生活するが
それぞれのパートナーに対して、罪悪感を拭いきれない。
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