駄菓子屋学~ほっこり「たかさんち」

元祖子供の居場所を意識したあそびと駄菓子屋「たかさんち」の25年の軌跡とだが活等!

駄菓子屋報告書№9:まとめ

2021年04月05日 | 駄菓子屋報告書

 

↑駄菓子屋さんの商品紹介↑

~「たかさんち」の実践報告(平成14年作成)~

(9)まとめ

・評価
「たかさんち」は、お陰さまで、その意図するところに関心を示してもらい、青少年育成、レクリエーション関係などからも、シンポジウムなどの事例発表や執筆の依頼もあり、居場所としての可能性に期待されていると受け止めている。

 また、社会教育を研究する大学の先生、地域の小学校の先生、文化祭や授業で研究発表をする中・高校生、卒論に取り組む大学生など、年代を問わず、訪れる人も多い。ホームページで、狙いを公表し、駄菓子屋関係のページにリンクさせてもらっているということもあるが、マスコミの影響も大きい。

 出版関係は、「たかさんち」という駄菓子屋を紹介するものから、独立開業の視点からまとめたもの、地域の居場所としての役割を書かれたものなど、様々である。また、ラジオでも、子ども達の様子を店から生中継したり、地元のFM局で、30分にもわたって、座談会形式で収録したり、テレビでも、番組のオンエアで、こちらの意識している、子ども達の良い所を伝えたいという思いは、理解してもらえ、構成も納得のいくものが多かった。
 

 取り分け、新聞では、自分の思いを投稿、掲載され、その反響は大きく、読者から数通の手紙をいただいた。また、新聞の生活・家庭欄では、「子どもの居場所」として、「大人に干渉されずに"社交の場"」「心が落ち着くと子供たち」と大きく取り上げてくれ、大学の先生のコメントも添えてくれた。この時出会った、記者の方とは、その後も情報交換をしているのだが、この方は「駄菓子屋の不思議」に注目し、居場所を作る大切さの中に、「ただいることができる場を全国に」と願っている。


・望むこと
 昔、子ども達は、地域のどこにでも、自由に何の心配もなく、「ただいること」が出来た。「居場所」など、作る必要もなかった。ところが、いつしか、取り巻く環境の変化に応じてか、子どもは子どもで集められて、それが、まるで良い事かのように囲いが増えていった。しかし、バリアフリー、参画、共存などのように、囲いを外した、地域での子ども達とのふれあいも必要では?と、思われる。
 

 先日、テレビで、扱っていた「子ども達を守るには」という番組の中で、子ども達の登下校の時間に合わせて、地域の人たちが、玄関先で、花に水をやったり、掃除をしたり、特に高齢の方が、自然な形で子ども達を見守っている姿がとても印象的だった。顔見知りになると、挨拶をかわしたりしていた。

 逆に子ども達の安全を守ろうと、腕章をして地域をパトロールしたり、旗を持って、集団登下校させたり、ひょっとしたら、こういうことは、それぞれの負担になり、この地域は危ないからと、不安を与えてしまう恐れもあるのではないかと感じた。
 

 また、違う番組では、地域で、悲鳴のようなものを聞いた時は、無視するのではなく、外に出るとか、窓を開けるとか、とにかく行動を起こすように促していると、紹介していた。実際、子どもの悲鳴を聞いた近所の人が窓を開けて外を見たとたん犯人は逃げ去り、未遂で済んだそうだ。虐待を知ったら通報するなど、地域に目を向ける動きはでてきている。

 自分達の地域は、自分達で守る。自分の地域の子ども達は、自分の地域で子育てをしていく。それには、垣根を越えて、子どもの居場所同士が繋がりあうことも必要だと思い、近所の小学校や児童館にも、機会があるごとに顔を出すように心がけている。

・リニューアル
 居場所を持たない「子ども会」の存在にも期待したい。「地域という拠点」で活動できる「子ども会」の存在は、今こそ、子ども達との共存を取り戻すカギを握っているように思える。昔のものでも、初めて見る人には、新しく感じ、昔の歌などをリバイバルして、アレンジしなおしたものも、新鮮に思えることができる。「駄菓子屋」も「子ども会」も、銭湯が健康ランドにリニューアルしたようなイメージで、進化を遂げれるのではないかと思っている。


 最初は少々不自然(大人の意図を感じたり、介入しても)でも、いつかそれが自然で当たり前になる。子ども達が子ども達の手で居場所を作ることが難しくなった今こそ、大人達が「自然な」居場所作りに「自然に」手を貸す時ではないかと思う。


・心にやさしい地域
 ある人が、「駄菓子屋は心にやさしかった」との感想をくれた。この報告書をまとめることが、「心にやさしい地域」に一歩近づけるようなきっかけになればと願う。

 ルーズソックスにミニスカート、つけまつ毛の女子高生が「久しぶり」と、店内に入ってきた。子ども達は一瞬「ギョッ」としたが、「たかさん手伝うよ。」と、品物を棚に並べ始めた。「たかさんち」は、心がやさしく、素直になれる子ども達の居場所として、いつでも、いつまでも、子ども達の故郷、帰って来れる地域で、末永く続けていきたいと思っている

+№10駄菓子屋実践報告書と現在(令和3年4月)の考察

*あそびと駄菓子屋「たかさんち」は、令和3年4月で、開業24年目を迎えた。これを機に実践報告書(平成14年)より抜粋し、№1~10としてブログで公開。㊟平成14年作成のため、現在(令和3年)と異なる状況や思いあり

『駄菓子・屋業界勝手に活性化プロジェクトのお知らせ』
 あそびと駄菓子屋「たかさんち」は24年目を迎え「駄菓子屋が未来を救う」をテーマに、感謝を込めて、駄菓子屋はもちろん駄菓子メーカー、駄菓子問屋など、駄菓子屋業界を陰ながら盛り上げようと思い、地味に地道に『だが活』を勝手にスタート中!                    

第一弾「駄菓子屋を知ろう!」として
1.あそびと駄菓子屋「たかさんち」(SHOEHORN制作)動画を3本紹介!

 ①ショートバージョン:動画はこちらコマーシャルver

 ②人気駄菓子・駄菓子屋の良さ、魅力など:動画はこちらプロにきく

 ③駄菓子屋を始めた訳と子どもの居場所:動画はこちら現場の事例

.あそびと駄菓子屋「たかさんち」の実践報告書(平成14年時)をブログで紹介中。

駄菓子屋報告書№1:OPENまでの経緯と背景(ねらい)

駄菓子屋報告書№2:具体的な活動

駄菓子屋報告書№3:子ども達との関わり方

駄菓子屋報告書№4:効果

駄菓子屋報告書№5:問題点・課題と改善策

駄菓子屋報告書№6:今後の方向性

駄菓子屋報告書№7:駄菓子屋"の可能性

駄菓子屋報告書№8:駄菓子屋"から学べるもの

駄菓子屋報告書№9:まとめ

+№10駄菓子屋実践報告書と現在(令和3年4月)の考察

まずは、たかさんちを通じて、駄菓子・屋、子ども達を知る・興味を持つきっかけになれればと思います。

*あそびと駄菓子屋「たかさんち」ホームページもご覧ください

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あそびと駄菓子屋「たかさんち」ブログ紹介

⓪駄菓子屋日記open当時~(ブログ掲載2018年5月~2019年8月)

「1998年~2005年のたかさんち日記をリバイバル」

①駄菓子屋目線(2006年1月~2007年3月)

「たかさんちを始めて感じた子どもたち」

②17文字の子どもたち(川柳)(2007年8月~2008年12月)

「たかさんちの子どもたちの様子を川柳で表現!」

③駄菓子屋の詩(2016年8月~2018年1月)

「たかさんちの思いを詩で綴りました!」

④「駄菓子屋」名言・格言・珍言(笑)(2020年5月~2020年3月)

「店での子どもたちの会話から出た心に響く名言・格言・珍言」

⑤「たかさんち」実践報告書(2021年4月)

「あそびと駄菓子屋「たかさんち」実践報告書(平成14年時)№1~10+α

⑥「たかさんち」セレクト集+α(2021年8月~2022年1月)

「たかさんちのブログを凝縮!」

⑦だがるだじゃれ(駄菓子+かるた+だじゃれ)(2022年8月~9月)

「だじゃれ?かるた?カタログ?」で駄菓子商品を楽しく紹介!

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◎あそびと駄菓子屋「たかさんち」→ホームページ

◎あそびと駄菓子屋「たかさんち」動画を3本紹介!

 ①たかさんちショートバージョン:こちら→コマーシャルver

 ②たかさんち人気駄菓子・駄菓子屋の魅力など:こちら→プロにきく

 ③たかさんちを始めた訳と子どもの居場所:こちら→現場の事例

◎たかさんち人気商品ベスト3

「第一位 サッカースクラッチ:くじ付きだよ」

 
「第二位 ロールキャンディ:青りんご・グレープなど色んな味があるよ」

「第三位 モロッコヨーグル:甘酸っぱさがやみつき!

◎おうちで駄菓子屋駄菓子(ネット商品紹介)

◎おうちで楽しく→ゲーム(ネット商品紹介)



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