来住野さんが教え方のコツをまとめたビデオとインストラクションを作成したのでこちらにUPします。なお、これはベータ版であり、今後さらに改善していきたいそうです。
バックギャモンを全く知らない人へのルール説明のコツ
①自己紹介、相手の名前を聞く
説明の時に「○○さんの駒は」という風に相手の名前を入れる
②基本概念(ボードには、何も置いていない状態)
「基本、双六なので、サイコロを二つ振って」シェイクして、実際に二個のダイスをころがす「出た目の数だけ駒を進めます」
③初期配置(相手の駒のみ 一色)
バックマン2枚を指して「ここがスタートで」指でボードに横向きのUの字を描きながら、「一方通行に進み、ここがあなたの陣地です」と相手のインナーを指し「まずここに自分の駒を集めます」
④目的の説明
「自分の陣地に駒を集めたら」と相手のインナーを指す「次から上がりにできます。15枚の駒を、先に全部上げた方が勝ちです」とゴールに駒が上がるしぐさを示す。
⑤ルールその1
ここで初めて、自分の駒を初期配置に(駒の色が二色に)
「相手の駒が2個以上ある所には行けません」
例えば5が出たとして、24/19には行けない事を、駒を動かしながら説明。
⑥ルールその2<ヒットの説明>
19にある自分の5枚を1枚に変えて「相手の駒が1個の所には行けます。しかもその相手の駒は、振り出しにもどされてしまいます」と言いながら24/19*を示し、自分の駒をぐるっとスタートまで戻すしぐさをする。「打った駒は、分かりやすいように、真ん中のしきりに乗せます」
⑦ここで実際のゲームを始める。
・エンターの仕方
(25から数えてエンターする、ダンスしたら他の駒は動かせない)
・ゾロ目は4回動かせる
・ベアオフの方法
などは、実際にそのケースが出てきたら説明する。
最初に覚える事は、最小限度に抑え、とにかくゲームを始める。
*専門用語「エンター・ダンス・インナー・バックマン」などの言葉は、なるべく使わない。
*ゲームをしながら、折を見てバックギャモンの歴史や、映画・ドラマなどにも使われた話をする。
相手に合わせて思いついたエピソードを楽しそうに話う。
1ゲームの時間が5~10分と短いので、気軽にできる事も。
例)将棋が好きな人なら「森内名人もよく遊びにいらして、かなりお強いですよ」とか。
例)「モンテカルロの世界大会では、日本人の世界チャンピオンが2人も生まれました」(近くに望月さんがいたら)「ほら、あの人です。そうは見えないでしょ?」とか
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ほとんど私のやり方と同じです。大事なことは教える前に教える内容が自分の頭の中で整理されていることでしょう。
私のやり方と違うところがいくつかありますが、特に私はエンターとダンスまではゲームを始める前に教えることにしています。しかし、まずはゲームを始めることを重視するなら来住野さんのやり方もありかと思います。