裕君のblog

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日本の農業の未来

2013年07月16日 | 日記

私は農家ではないので、農業のことはよくわかりません。

しかし、農業協同組合(以下「農協」という)をネットで調べてみると、現代は農協は農家を保護するための組織でなく自分たちの組織を守るためのものであり、農家のための組織とは言いがたい。

これは農協の正組合員の言葉です。

もともと、農協は農家を保護するための組織のはずなんですが、現在は残念ながらちょっとやってる事がおかしい、と思う事があります。

例えば、家電品の展示販売です。
広告を見てみると、ハッキリ言って安くありません。
誰も買いませんよ。普通に家電専門店で買うほうが安いですから。

でも、これは担当する役員にとっては昇給やボーナスに直結する重要な
イベントのようです。
そのため、部下に売れなかったものを購入する事を強要するようです。

事実上、給与が0の組合員もいるようです。
組合員が夫の場合は妻の収入のみで、何とか食べている状況の方もいる
と、聞いた事があります。

農家の間でも、農協の評判はあまりよろしくないですね。

わたしが以前、他の地域の農協もそうなのか? と思ったことがあります。
補助金、援助金についてです。
伝票では、代金10万円で補助金が5万円出ている事になっていました。
つまり5万円ですむ筈なのに、実際には10万円支払っているのです。
補助金は何処に? と、いう事です。

理由は『経営が苦しいから』という腑に落ちないものです。

農協の殿様商売は、今に始まったわけではないのですが、原価商売は当たり前、今流行のPB商品はあるものの特別安いわけでもない、おまけに選挙時になると力を発揮するためか、召集令状(後援会への入会、演説への参加)が来る始末です。

農協が支持する議員様は市町村レベルから国会レベルにいたっても、結果的に農家を苦しめる背策しかしないので、結局は末端の農家が苦しむ一方です。

次に農協の正組合員であることのメリットとデメリットをネットで調べてみました。

〈農協の正組合員であれば・・・〉

 【メリット】
・営農指導が受けられる=作物の市況などの情報が得られる
 ・営農資金などの金利の低い借り入れが出来る
 ・生産部会員同士の意見交換などが密に出来る
 ・販売先について探す必要がない
 ・青色申告などの書類作成で必要な書類が農協で購入したものに限り年間取引明細が出せる
 ・補助事業などの面倒な事務は農協に任せて自分は言われたとおり申請書のみ作成


 【デメリット】
・共済推進などの的にされる
 ・部会でのイベントに参加(強制的)
・場合によっては個人売買の方が単価が高い可能性がある
 ・出荷先について選択できない

 

〈農協の正組合員でない場合・・・・〉

 【メリット】
・自分で納得出来る価格、売り先が選定出来る
 ・部会などの統一した規則に縛られることなく、自分で農薬などを選んで使用出来る
 ・イベントなどの参加が無いから自分の時間が増える
 ・共済推進などの的にならなくなる
 ・市販の安い(成分も低いが)肥料などが自由に使える


【デメリット】
・営農指導が受けられなくなる、市況情報がなかなか手に入らなくなる
 ・農協での借り入れが不可になる
 ・自分で農産物の販売ルートを開拓(これは努力次第でなんとかなる)
・青色申告などは自分で全部管理、書類も管理する
 ・補助事業については農協が窓口になるだけなので受けるのは可能だが、営農指導が無くなるので情報は受けられるが指導に
 ついては受けられなくなる

農協から離れたときは自分で努力して安定するまでは頑張る必要が出てきますね。

もう10年ぐらい前、中国に行ったことがありますので、少しだけお話しさせてください。

中国の農産物は、本当に安い、いや、めちゃくちゃ安いといった方がいいのかもしれません。

例えば、田舎のほうですが、焼きそばなんかを注文するとたった2元(日本円で約30円)です(但し、日本円と人民元との貨幣価格の違いはある)。

しかし、とても美味しいものとは思いません。

もちろん当時の価格で、味ですので今はわかりません。

ところが、中国の富裕層達は、高くても日本の食を買うと聞きました。

ここに大きな日本の農業のビジネスチャンスがあります。

私は、安全で美味しい農産物であれば中国に限らず、世界中に日本の農産物を売り込むことができると思います。

日本の農産物をどのように売り込むシステムを作るかは、私にはわかりませんが、考えてみる必要があります。

日本の農業の未来はまだまだ明るいです。


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