


ここまでは先日お伝えした
「神の蔵」からの眺めです
今思えば
このような神聖なところに
テントを張った罰だったのかもしれません
この写真を写したあとに悲劇が
移動中の不注意から
私の最も大切な魚眼レンズが急斜面を
転がり落ちてしまいました
闇の中で崖の下を少しだけ捜索してみましたが
見つかるわけもなく
友人に慰めながら朝を待つために
谷の反対側にある
「荒谷山」で時間を潰すことにいたしました

ここからは「荒谷山」
「星降る丘」での眺めです

午前3時
睡魔に襲われ友人は寝てしまいましたが
私はレンズの事が悔やまれて寝れるわけもなく

午前4時すぎ
街の光が雲海をパステルに染めだしたとき
「連れを起こしてやりんさい
こんな眺め独りで見るには
もったいないで~」
常連さんに叱られます

この夜も金星が見事な輝きと流れ星?
衛星とは違うように思えます


ブルーアワーと星の空

光芒が広がりながらの夜明けです



ご来光の時間は、たくさん人が眺めに来られます

いつもなら
これにて撤収、帰宅するところですが
これよりレンズを捜索に向かうため
雲海が明けかけた「神の蔵」に再び向かいます

この眺めの崖を転がり落ちた魚眼レンズ
半ば諦めながらの捜索です
闇夜で捜索しなくて賢明だったと
改めて恐怖を感じる谷
約30メートルほど下のススキの根元に「黒い塊」が
奇跡の発見!
しかも!
岩もゴツゴツあったにも係わらず 「驚きの無傷です」!
いっしょに探してくれた友人と「神の蔵」の神様に感謝です!
馬鹿ですね!あまりの興奮に落下現場を写すことを忘れてしまいました

奇跡のレンズで撮影した一枚です!
霧は、ここから生まれ出るような光景にも思え写します


通りすがりのお婆さん
「ちょっと、その先の丘まで行くんじゃョ」
エ~ッ! この坂登るんですか~

長々とお付き合い
ありがとうございました。