モモ

時間どろぼうと　ぬすまれた時間を人間に
とりかえしてくれた女の子のふしぎな物語

子供向けの長編小説ですが
ずっと小さい頃から読みたいと思いつつ
図書館で借りたりすることが
うまくいかなくて読まないままだった物語．

このタイミングに読むべくして読んだ気がする．
よく，物事は必要な時に，なるべくして
その人の前に現れるという話があるが
まさしくそのように思った．

日々忙しく，時間を節約すべし
効率を考えて行動せよという世の中で
将来のために，良い暮らしのためにと
頑張っている自分に本当の豊かさとは何かについて
今も昔も変わらない純粋な目線で
問いかけてくれる物語．

仕事に追われて疲れている人達に
是非オススメしたい一冊です．

モモ
ミヒャエル・エンデ作大島かおり訳
岩波書店