
2011年本屋大賞第2位
第24回山本周五郎賞
本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10 第1位
と名だたる冠を頂いた作品.
5つの短編で構成されており
湊かなえさんの『告白』みたいな感じ.
第8回女による女のためのR-18文学賞 大賞受賞作である
「ミクマリ」から始まる5つの短編は
好みがわかれるかと.
受付けられない人には全く受付けられないでしょうし
こういうのが好きな人は好きでしょう.
短編それぞれは荒さが目立つものの
それをはるかに凌駕した刺激的な主題と表現により
読者に多大なインパクトを与える内容で
正直短編それぞれのつながりが私個人の好みではなかったけど
話題性は間違いなく高い作品と思いました.
でもこういう劇物のような作品を処女作で生み出してしまうと
次回作以降の執筆が大変じゃなかろうかと思う.
まとめると伊藤たかみさんの『八月の路上に捨てる』のような
芥川賞受賞作品に似た雰囲気がある作品でした.
ふがいない僕は空を見た
窪 美澄
新潮社
第24回山本周五郎賞
本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10 第1位
と名だたる冠を頂いた作品.
5つの短編で構成されており
湊かなえさんの『告白』みたいな感じ.
第8回女による女のためのR-18文学賞 大賞受賞作である
「ミクマリ」から始まる5つの短編は
好みがわかれるかと.
受付けられない人には全く受付けられないでしょうし
こういうのが好きな人は好きでしょう.
短編それぞれは荒さが目立つものの
それをはるかに凌駕した刺激的な主題と表現により
読者に多大なインパクトを与える内容で
正直短編それぞれのつながりが私個人の好みではなかったけど
話題性は間違いなく高い作品と思いました.
でもこういう劇物のような作品を処女作で生み出してしまうと
次回作以降の執筆が大変じゃなかろうかと思う.
まとめると伊藤たかみさんの『八月の路上に捨てる』のような
芥川賞受賞作品に似た雰囲気がある作品でした.
ふがいない僕は空を見た
窪 美澄
新潮社

しかし、女性・・・特に母親の強さには驚きですね。
問題はいろいろあれど、それを感じさせない瞬間もあって、
一気に最後まで読めました。
そして、この作品で山本周五郎賞を受賞されましたね。
こんな話題になる作品を生み出していますが、その源泉である
窪美澄さん本人についても気になるところ。
http://www.birthday-energy.co.jp/ido_syukusaijitu.htm
上のサイトによると、作品が完成したのが、一生に一度の
名誉の年らしく、今後は方向性の激変によって
失うものも少なくないみたいです。
今後の作品がどうなるのか気になるところです.