伊坂 幸太郎さんは,どうやら時を
扱うのがうまい物書なのではないか
というのが,2作品を読んだ時点での私の感想.
カットバック方式で,二人の登場人物の視点で書かれた
この作品は,幾多の謎を散らしつつ
話が進むにつれて,過去と現在の二つの話が
絶妙にからみはじめ,そして謎を深め
最後に一気に収束する.
小説技法として,中々な爽快感を味わえる作品だ.
ただし,動物好きには,少々後味が悪いかもしれない.
この作品のはじめにこういう言葉が綴られている.
No animal was harmed in the making of this film.
(この映画の製作において、動物に危害は加えられていません)
――――映画のエンドクレジットによく見られる但し書き
ちなみに,この小説の舞台も仙台なのだが
この小説において,場所は余り重要ではないらしく
仙台らしさを感じる表現を私には感じられなかった.
動物園は八木山動物園なんやろうと思うのだが
全然そういう感じもせず,ちょっと残念でした.
アヒルと鴨のコインロッカー
創元推理文庫
伊坂 幸太郎
扱うのがうまい物書なのではないか
というのが,2作品を読んだ時点での私の感想.
カットバック方式で,二人の登場人物の視点で書かれた
この作品は,幾多の謎を散らしつつ
話が進むにつれて,過去と現在の二つの話が
絶妙にからみはじめ,そして謎を深め
最後に一気に収束する.
小説技法として,中々な爽快感を味わえる作品だ.
ただし,動物好きには,少々後味が悪いかもしれない.
この作品のはじめにこういう言葉が綴られている.
No animal was harmed in the making of this film.
(この映画の製作において、動物に危害は加えられていません)
――――映画のエンドクレジットによく見られる但し書き
ちなみに,この小説の舞台も仙台なのだが
この小説において,場所は余り重要ではないらしく
仙台らしさを感じる表現を私には感じられなかった.
動物園は八木山動物園なんやろうと思うのだが
全然そういう感じもせず,ちょっと残念でした.
アヒルと鴨のコインロッカー
創元推理文庫
伊坂 幸太郎
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