女の子は、明日も。

はるがいったらでデビューし第18回小説すばる新人賞を受賞した飛鳥井さんの最新作．
ちなみに第二作は学校のセンセイです．

本作は，「GINGER L.」10号（2013 SPRING）～13号（2013 WINTER）に
連載されたものに，加筆・修正したものだそうです．

女の子は、あの日も。　　　　満里子視点
女の子は、誰でも。　　　　　悠希視点
女の子は、いつでも。　　　　仁美視点
女の子は、明日も。　　　　　理央視点

以上，４編の短編からなる本作は，ひょんなことで再会した
同じ高校だった32歳の女性４人それぞれの視点で描かれた作品です．

それぞれ全然違う環境で暮らしてきた４人が
時々集まるようになって，それぞれに変化が生まれます．
子供に対する多様な考え方をテーマの一つとして
扱っているようですが，重くなり過ぎずかといって
軽々しくもない．

アラサー女性におススメの作品です．

女の子は、明日も。
飛鳥井千砂
幻冬舎