時は第二次世界大戦,合衆国軍の新人コック兵である
ティムの目を通して綴られる彼と彼の仲間たちが
戦場で遭遇したちょっと不可思議な謎と友情の物語.
この物語の戦場は,ノルマンディー上陸作戦から始まる.
というわけで,私の頭の中はこの本を読み終わるまで
「史上最大の作戦のマーチ」が繰り返しかかっていました.
この「史上最大の作戦」は,昔よくあった原題と邦題がかなり違う映画の一つ.
原題は「The Longest Day」.
内容的にも響き的にもよい出来の邦題と思います.
さて,本作は史実に創作を交えつつ
第二次世界大戦中のヨーロッパを舞台に
最前線で戦った当時の合衆国軍の後方支援兵にスポットをあて
その日常をきめ細やかな描写で綴っている.
それを実現しているのは巻末の参考文献が示す
著者の莫大な取材の賜物.
こういう雰囲気の小説は久しぶりに読んだなという感想でした.
戦場のコックたち
深緑野分
東京創元社
ティムの目を通して綴られる彼と彼の仲間たちが
戦場で遭遇したちょっと不可思議な謎と友情の物語.
この物語の戦場は,ノルマンディー上陸作戦から始まる.
というわけで,私の頭の中はこの本を読み終わるまで
「史上最大の作戦のマーチ」が繰り返しかかっていました.
この「史上最大の作戦」は,昔よくあった原題と邦題がかなり違う映画の一つ.
原題は「The Longest Day」.
内容的にも響き的にもよい出来の邦題と思います.
さて,本作は史実に創作を交えつつ
第二次世界大戦中のヨーロッパを舞台に
最前線で戦った当時の合衆国軍の後方支援兵にスポットをあて
その日常をきめ細やかな描写で綴っている.
それを実現しているのは巻末の参考文献が示す
著者の莫大な取材の賜物.
こういう雰囲気の小説は久しぶりに読んだなという感想でした.
戦場のコックたち
深緑野分
東京創元社
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます