長居植物園のユーカリノキ
私はこの場所が好きだ
しかし、現在ではご覧の通り
この子らが所狭しと陣取っている有様だ
いったいこの場所はどうなってしまうのか・・・
しばらく足が遠のいていたが久しぶりにやって来た
相変わらず圧倒される迫力だ
木の皮の剥がれ具合もかなり野性的
すごい生命力を感じる
剥がれ落ちるとスベスベの肌がむき出しになる
大きな木の周りをゆっくり歩いてしばらくこの場で過ごした
こういう場所に来るともうマスクはしていられない
辺りにユーカリの香りが漂っていた
大きな木を見上げていると心が解放されとても安らぐ
もう、小さなことにくよくよしているのが馬鹿らしくなってくる
自然の癒しは偉大だ
果実も見つけた
このボタンのような奇妙な実を初めて見つけた時にはかなり興奮しました
懐かしいな・・・
こんな肌のもあるんだ
コブもあった、老木なのかな
それにしても、この白い子たち、
どこかへ行ってくれないかな
常に見られているような気がして何だか落ち着かない
かわいい新芽
赤い樹液が垂れているような木
おそらくこれがキノと呼ばれる樹脂なんですね
ユーカリには精油が含まれているそうで、コアラ以外の動物は食べないそうです
コアラの腸には有毒成分を分解する腸内細菌がいるので大丈夫なんですね
オーストラリアでは頻繁に山火事が発生するそうですが、
その要因の一つでもあるのがユーカリなんです
ユーカリの葉が放出する油分が充満していると
空気が乾燥している時に何らかの原因で自然発火するそうです
ユーカリの種子はこの火事にも適応しており
過度な熱を与えないと発芽しないという特徴を持っているそうです
(長居植物園植物図鑑より抜粋させていただきました)
何だかこの景色も見慣れてきた
木に集中してると気にならなくなるものだ
何事もうまく順応していかないと生き辛くなるものね
今日は自然のアロマテラピーを体験できた日でありました
(2023.05.10 長居植物園にて)